高次脳機能障害

遂行機能障害

高次脳機能障害の症状のひとつに、遂行機能障害があります。

遂行能力障害がある患者さんは、物事を論理的に順序立てて進めることができなかったり、自分で計画を立てることが難しく、人から指示してもらわないと何もできなかったりします。

また、やらなければならないことの優先順位をつけることができなかったり、効率よく物事を進めることが困難になったりします。


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遂行機能障害の注意点

遂行機能障害のある患者さんは、見通しの悪い状況におかれてしまったり、不確定な情報を与えられると不安になってしまいます。

ご家族や周囲の人は、何か情報を伝えるときはポイントを絞り、具体的に教えるようにしましょう。

~かも、~らしい、といった表現は避け、分かりやすく確実な表現で話すだけで、患者さんは安心し、気持ちにゆとりを持って物事に取り組むことができます。

 

遂行機能障害に対処しよう

1. 環境を整える

遂行機能障害のある方にとっては、まずは環境を整えることが大切です。

タンスや机の引き出しにラベルを貼る

色のついたシールで優先順位を分かりやすくする(赤いシールは急ぎの用事、など)

「お茶道具一式」のように、一緒に用いるものを同じ場所に収納する

冷蔵庫の中も、「朝食セット」のように分けておく

 

また、注意を逸らせるもののない環境作りが大切です。

部屋のドアを閉める

窓のカーテンを閉める

テレビやラジオを消す

電話は留守番電話に設定しておく

複数人が同時に話しかけない

 

更に、1日の流れを計画し、整理しておきましょう。

毎日規則正しい生活を送る(朝食は6時、就寝は22時、など)

一週間通して規則正しく活動する(月曜日は洗濯、火曜日はゴミ出し、水曜日は通院など)

作業の休憩時間を設け、ゆとりのある計画を建てる

1日の用事の進行をチェックリストで確認する時間を設ける。(○時になったら、午前中の用事が全て終わったかチェックする、など)

 

2. 代償手段を用いる

携帯電話やスマートフォン、システム手帳やメモ帳などの代償手段を用いて、失った機能を補助します。

例えば「薬を飲む」、「病院に行く」、「植木に水やりをする」、「食事の支度をする」など、行なうべき時間が決まっている行動を、代償手段を用いて管理します。

 

実行力のリハビリ 

高次脳機能障害の方は、ものごとを計画して実行に移すことがなかなかできません。

ですが、具体的な指示に従ってひとつずつ実行していくことはできます。

その積み重ねをしていき、仕事や各種手続きなどをできるようにしていきましょう。

まずはご家族の方や周囲の方で、予定の行動をできるだけ細かく具体的に書き出します。

例えば、「朝7時に起きる」「朝7時半に朝食」「朝食後、着替える」「朝9時に家を出発」といったように細かく書いてください。

このとき、余裕のある時間設定をするようにしましょう。

そしてそれをご本人に見せながら、ひとつひとつ説明していきます。

このとき、書き出した予定を後から急に変更したり、付け足したりするのはやめましょう。

ご本人は混乱し不安になり、落ち着いていれば出来ることも、出来なくなってしまうものです。

予定の当日は、予定を書きだしたメモを持ち歩き、確認しながら順番通りに実行していきます。

スムーズにいくこともあれば、予想外の出来事が起きて混乱してしまうこともあるでしょう。

そんなときにはパニックにならず一度立ち止まり、深呼吸をして落ち着いてメモを確認し、次はどうすればいいのかを確認する癖をつけましょう。

それでも分からないときには、ご家族の方や周囲の人に質問するよう促します。

分からないことがあれば誰かに聞いて確認する、という習慣づけをします。

こうして行動するリハビリを続けて行くことで、だんだんと出来ることが増えていきますし、効率よく行動することができるようになってきます。

 

前頭葉機能検査(遂行機能検査)

遂行機能の検査には次のようなものがあります。

1. FAB
FABは、前頭葉機能をベッドサイドで簡便に評価をすることができる検査です。18点満点で、健常な成人であれば通常は満点となります。

ただし、検査をした日の体調が優れなかったり、緊張をしたりしていると点数に影響が出ることもあるので、その点を考慮する必要があります。

検査は、「概念化」「知的柔軟性」「行動プログラム」「反応の選択」「GO/NO-GO」「自主性」の6項目から成ります。

2. ウィスコンシンカード(KWCST)

48枚のカードから成るウィスコンシンカードを用いて検査をします。カードの絵柄は色(赤、青など)・形(○、△など)・数(1、2など)の3つの分類カテゴリーがあります。

検者は被験者に対して、色・形・数の分類カテゴリーのいずれかに従い、1枚ずつカードを示していきます。

被験者は、それがどのカテゴリーに属するのかを自分自身で類推し、反応カードを示していきます。

この検査には、コンピュータ版もあります。

3. BADS

BADSはさまざまな状況での問題解決能力を総合的に評価できる検査といわれています。

「規則変換カード検査」「行為計画検査」「鍵探し検査」「時間判断検査」「動物地図検査」「修正6要素検査」の6種類の検査によって構成されています。

0~4点で評価され、全体24点満点で評価されます。


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