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刺激法(失語症のリハビリ)

ここでいう刺激法とは、失語症の方の言語の働きを促進させるといった意味です。

言語の治療は失語症の方を教育していくのではない、刺激をして何かを引き出すのだという考えです。

失語症の方が強制ではなく自然に反応すれば、その刺激は適切です。

ある刺激により失語症の方が誤った反応を示した場合は、その誤りを矯正しようとするのではなく、より多くの反応を引き出すことが求められます。

あたえた刺激が適正であるかが常に考慮されるのです。

刺激法には、ひとつ重要な考えが基本にあります。

失語症では言語の知識が失われているのではなく、脳に障害が生じたために、蓄えられている知識に到達できないのだという考えです。

刺激法がリハビリテーションで有効と考えている人たちは、聴覚的な刺激を重要と考えています。

そしてその刺激は、何度も繰り返されなければならないといいます。

なぜなら、聴覚を通しての理解は失語症ではかならず障害されている、それを改善することが最終的に「話す・書く」という表出する機能の改善にもつながると考えられているからです。

さらに、課題の難易度は徐々に増すべきであるとされています。

この課題は「単語の認識」から始まり、「簡単な指示の実行」→「文章についての質問に対して答える」というように順番を踏まえていくことが大事とされています。

聴覚からの理解が充分であれば、それと並行して「読む」課題が導入されます。

話すあるいは書くという、いわば表出するほうの課題はそのつぎに行われる課題となります。


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