4.認知症(痴呆)とは
4−8 脳血管性痴呆
脳血管性痴呆は変性疾患ではなく脳血管障害の一病型であり、脳の血管性病変(出血や梗塞)や虚血・無酸素状態などが原因となって生じる痴呆の総称です。原因としては多発性脳梗塞によるものが最も多く、初老期以降の発症が一般的です。
発症の仕方は、急激な脳血管障害発症後におこる痴呆もありますが、暖徐に進行し典型的な場合一時期改善傾向を示すことはあっても、全体としては階段的に少しずつ悪化する経過を示していきます。
症状としては、
1.記憶障害時に近時記憶の障害(人、物品の名前や最近の出来事など)
2.情動変化(易感性、泣きやすい、笑いやすいなどの感情失禁、心配性など)
3.人格変化(短気、攻撃的、うつ的、多幸性、好々爺、覗き趣味、過剰性欲など)
4.神経症状(めまい、ふらつき、構音障害、えん下障害、四肢麻痺、尿失禁など)
5.夜間せん妄(特に時間や場所など見当識障害、着衣失行、運動失行など)
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