5.痴呆の行動と心理症状
5−1−5 痴呆における心理症状 不安
不安
痴呆における不安は、他の心理症状の発現に関係することもあれば、独立して生じることもあります。
痴呆における不安の表れは、将来の出来事についてくり返し尋ねるようになることです。これは認知機能の低下から、また残っている思考能力を生産的な事柄に向けることが出来なくなっていることから生じる行動と思われます。あまりにひっきりなしにしつこく尋ねるようになると、患者の家族や介護者にとって負担となります。
もうひとつの不安症状は、取り残される恐怖です。不安が現実の危険と釣り合わなくなっているため、これは病的恐怖とみなすことができます。この病的恐怖は、配偶者や介護者が別の部屋に行くとすぐに現れたりします。
1.妄想
2.幻覚
3.抑うつ
4.不眠
5.不安
6.誤認
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