交通事故による脊髄損傷web 


松井宝史行政書士事務所
行政書士 松井 宝史
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歩行機能の予後


胸髄損傷でしかもそれぞれが完全損傷であればその損傷レベルがどこであろうと共通した問題がある。

その理由は胸髄は四肢を支配していないのでどの髄節の障害でも完全損傷であれば対麻痺を呈するからである。

胸髄損傷の高位診断には体幹の知覚支配をみるのが主な診断法で腹筋の筋力をみる方法は補助的な検査法である。

患者の将来の行動能力を判断するうえでリハビリテーションのさい、坐位、起立、歩行の安定性を保つ腹筋、傍脊柱筋の機能を評価しておくことは重要なことである。これらの筋は髄節区分がはっきりしているからである。


T1〜T8: 
一般にT1〜T8間の脊髄損傷では車椅子を使う限り日常生活動作はすべて可能であるが、T1〜T4脊髄損傷の場合は床からの立ち上がりや車椅子の歩道乗り越え動作などの複合動作はかなりの困難を伴う。


T6:
T6脊髄損傷では、上肢及び胸部の筋力は十分なので胸部ベルトを用いれば身体を支えることができる。


T9〜T12:
T9〜T12脊髄損傷の場合は、長下肢装具と松葉杖を用いて独立歩行が可能である。


L1〜L3:
L1〜L3脊髄損傷対麻痺では骨盤の支持性は良いので、長下肢装具と杖もしくはロフストランド杖により独歩が可能である。


L4〜S2:
L4〜S2脊髄損傷対麻痺においては短下肢装具と杖を使用することにより車椅子は不要である。日常生活動作はすべて自由に行える。


T1〜L1の脊髄損傷中もっとも多いのはT12〜L1間であるT12〜L1間の椎間関節は腰椎部の特徴をもっており関節面は前額面を向いている。矢状面を向いているT12、L1間の椎間関節ではしたがって前額面を向いている他の胸椎間に比べてより屈曲動作が可能である。さらに他の胸椎間では胸郭により動きが一層制限されている。これらの結果T12〜L1間は
動きの中心をなし応力が集中するため、より大きな外力が加わりやすく、麻痺の原因となる骨折をおこしやすい。


この部では脊柱管腔葉非常に狭いので、軽度の脱臼がおこっても脊髄を直接圧迫することとなり、神経損傷は必発であるということを銘記しておくべきである、過度の屈曲や回旋が胸椎部脱臼骨折の原因であり、対麻痺をきたすのが普通である。









    
  

1.脊髄損傷について
1 脊髄損傷について
2 賠償額を確実にアップする方法
3 頚髄損傷解決事例
4 脊髄・脊柱障害会員募集(無料)

2.脊髄損傷の分類
1 前方脱臼型頚髄損傷
2 椎体骨折型頚髄損傷
3 非骨傷性頚髄損傷
4 圧迫骨折
5 破裂骨折
6 シートベルト型損傷
7 脱臼骨折
8 C4,5頚髄損傷
9 C6〜8頚髄損傷

3.画像診断
1 MRI画像診断
2 受傷後早期の造影画像
3 体性感覚誘発電位(SEP)

4.高位診断、横断位診断
1 高位診断
2 横断位診断
3 神経学的診断
4 フランケル分類

5.機能障害
1 運動機能障害
2 感覚機能障害
3 自律神経障害
4 排尿排便障害

6.麻痺の分類
1 完全損傷か不完全損傷か
2 仙髄健存
3 弛緩性、痙性
4 歩行機能の予後
5 膀胱直腸機能の予後
6 脊髄ショック
7 仙髄神経残存徴候

7.脊髄損傷による後遺障害
 1級・ 2級・ 3級
 5級・ 7級・ 9級12級

8.等級別損害賠償額
 1級・ 2級・ 3級

9.看護・援助について
1 体位変換
2 飲水の援助
3 排尿の援助
4 食事の援助
5 排便の援助
6 呼吸の援助
7 清潔の援助
8 更衣の援助

10.リハビリテーション
1 車いす訓練
2 歩行訓練
3 対麻痺者の歩行
4 自動車運転
5 スポーツへの参加

11.合併症
1 褥瘡
2 異所性骨化
3 外傷後脊髄空洞症
4 神経病性脊椎症

12.住宅改造
1 住宅改造を行なう前に
2 住宅改造のポイント

13.尿路障害
1 排尿の神経生理
2 神経因性膀胱
3 時期による膀胱機能
4 排尿管理
5 尿路練習
6 尿路合併症

14.用語集
1 脊髄損傷用語集

15.障害者の給付(厚生年金等)
1 障害者の給付
2 障害基礎年金
3 障害者等級表(1級・2級)
4 障害厚生年金
5 障害者等級表(3級・障害手当金)
6 障害厚生年金の額

16.筋力トレーニング
1 関節可動域訓練
2 筋力トレーニング(筋肉・筋力)

3 動作の獲得
4 筋肉と栄養

5 健康とスポーツ

17.車いす
1 車いすの基礎知識
2 適合した車いす

3 車いすでのよい姿勢
4 こぎやすい車いす

5 車いすの操作
6 移乗動作
7 車いすでの外出時

手続料金表