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中手骨骨折

中手骨骨折は骨折の解剖学的部位により骨頭骨折、頸部骨折、骨幹部骨折、基部骨折に分類されます。

中手骨骨幹部骨折は、局所が強打されたり、硬いものの間にはさまれるなどの直達外力が加わると横骨折が生じ、回旋による介達外力が加わると螺旋骨折となります。

中手骨骨頭骨折は、第2中手骨骨頭骨折が最も多い。多くの場合は関節内骨折となります。

中手骨頸部骨折は、握り拳で硬いものを叩いた場合に発生します。骨頭部は掌側に屈曲転位します。

第1、 第5中手骨基部骨折は、CM関節の脱臼、亜脱臼を伴う特殊な病態を呈することが多いです。
第1CM関節脱臼骨折(Bennett骨折)は、母指を外転した状態で転倒し、母指の長軸方向から外力が加わった場合に生じます。
自転車走行中ハンドルを握ったまま転倒するときになります。

第1中手骨基部の中手骨間靭帯が強靭なので、この靭帯の附着部の骨片を原一に残したまま、関節面の大部分を含む遠位骨片は近位方向へ転位し脱臼します。この脱臼骨折は第1中手骨基部に附着する長母指外転筋が脱臼方向へ骨片を牽引するので安定性が悪いです。

正確な整復が得られない場合には二次性変形性関節症を惹起し、母指の機能障害を起こすことが多い。

Roland骨折は、第1中手骨基部の関節面に達するY型またはT型の骨折線のある関節内骨折です。関節面の整復が大事であるので、転位がある場合は観血的に行います。

第5CM関節脱臼骨折は、ものを握ったまま転倒した場合に第5中手骨の長軸方向から外力が加わると第5CM関節の脱臼骨折が発生します。骨折を伴わず第5CM関節脱臼のみが起こる場合や、第5中手骨とう側基部の骨片が原一に残り脱臼骨折となる場合があります。

第5中手骨の基部に尺側手根伸筋腱が附着しているために整復位が得られても安定性が悪いです。有鉤骨まで外力が及び有鉤骨骨折を合併し中手骨とともに脱臼することもあります。

この場合有鉤骨の骨折線は長軸方向に走るため安定性が悪くなります。

第2、 3CM関節脱臼は、第2、3CM関節が靭帯により強固に固定されているので少ない。脱臼はほとんどが背側脱臼で高所よりの転落などが発生します。

基節骨骨幹部骨折

基節骨基部骨折

PIP関節脱臼骨折

基節骨・中節骨頚部骨折

末節骨基部背側骨折

末節骨掌側基部骨折

末節骨粗面骨折

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