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上腕骨顆上骨折

上腕骨顆上部は、正面からみると幅は広いが前後の厚みはきわめて薄いため、整復後の骨折端の安定性が得にくく再転位を起こしやすいです。

また、上腕骨遠位部の長径成長は全長の約20%しか受けもたないので、変形治癒に対する自家矯正力に乏しく、初期治療時の正確な整復が予後を左右します。

上腕骨顆上骨折の重傷機転は、ほとんどが転倒、転落によります。進展型骨折では、肘関節を進展して手をつき受傷します。きわめてまれな屈曲骨折は、肘関節屈曲位で肘をつき、上腕骨下端に後下方から前上方に向かって外力が剪断力として働き、屈曲方向に骨折を起こすとされています。

骨折の高位による分類では、骨折線の高位により、上位型、下位型に分類します。

@ 上位型:骨幹から骨幹端移行部にかけての骨折であり、大部分はこの型です。
A 下位型:成人では通顆骨折であり、骨折線は内・外側上顆を通ります。

上腕骨顆上骨折の合併症は、神経麻痺、Volkmann拘縮、内反射を主とした変形治癒、異所性骨化などによる可動域制限が主なものです。

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9.松井行政書士事務所