前腕骨骨幹部骨折
前腕骨骨幹部骨折は、日常比較的よく遭遇する骨折ですが、機能障害、変形癒合、偽関節などが発生しやすい骨折です。
前腕骨骨幹部骨折は、直達外力と転倒、転落などで手をついた場合などの介達外力によって発生します。
直達外力による骨折の場合は、橈骨、尺骨ともに同じ高位で折れることが多いのに対して、介達外力による骨折の場合は、骨折の高位が異なることが多く、尺骨に対して橈骨の骨折部位は近位になります。
橈骨骨幹部骨折のOTA分類は、骨折をT:横骨折、U:斜骨折、V:螺旋骨折、W:蝶形第3骨片を伴う斜もしくは螺旋骨折、X:粉砕骨折、Y:分節、Z:骨欠損を伴う骨折の7型に分けられています。
また、Y〜Zはその程度によりa、bに細分されています。
橈骨、尺骨は細い骨であるにもかかわらず、外力が弱ければ横骨折あるいは斜骨折の形態をとることが多いが、外力が強い場合には小さな骨片を伴う粉砕方骨折になりやすい。