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★排尿排便障害


★排尿

蓄尿、排尿は交感神経(下腹神経)、副交感神経(骨盤神経)、体性神経(陰部神経)の3つの神経の支配下にあります。

蓄尿は、膀胱に尿がたまり膀胱内壁が伸展すると、求心情報が骨盤神経を経て排尿中枢(S2〜4)に達し、反射性に(T12〜L2)に達し、ここから発する下腹神経が膀胱を弛緩させ、同時に内尿道括約筋を収縮させて尿をためます(蓄尿反射)。さらに陰部神経(S2〜4)が反射的に外尿道括約筋を収縮させて尿漏れを抑制します。

排尿は、脳幹部(橋)にある上位排尿中枢から発した興奮は脊髄内を下降し、下位の排尿中枢(S2〜4)骨盤神経の遠心路に活動亢進を膀胱に伝え、強力な収縮を起します。同時に内膀胱括約筋を弛緩させます。このとき陰部神経の支配下にある外尿道括約筋を随意的(大脳皮質から)に弛緩させて排尿が行われます。

大脳皮質からの意志で外尿道括約筋を収縮させ、排尿をがまんできます。

脊髄損傷の直後は排尿反射が消失し、受傷1〜3ヵ月後には排尿反射が出て慢性期へ移行します。脊髄損傷の急性期は膀胱排尿筋が無緊張状態となるため尿閉となります。これを無緊張膀胱といいます。



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★排便

便が直腸に移行すると、直腸壁にマイスネル小体から骨盤神経求心路を経て仙髄に入り、脊髄後索を上行し、延髄から大脳皮質知覚野に伝わり、便意を感じます。

横隔膜と腹筋で腹圧を上昇させると、反射的に直腸の収縮と内・外肛門括約筋の弛緩が起こり、排便します。内肛門括約筋は骨盤神経(副交感神経)、外肛門括約筋は陰部神経(体性神経)の支配を受けています。

脊髄損傷の急性期は迷走神経の支配を受けている胃、小腸、上行結腸の蠕動運動は行われていますが、第2〜第4仙髄神経の支配を受ける横行結腸や下行結腸、S状結腸、直腸、肛門括約筋の運動は低下し、便は硬く便秘となります。

慢性期は、上位脊髄損傷では反射の回復あるいは亢進が起こり、便秘や反射性便失禁があります。腹を叩打して排便を促すことがあります。下位脊髄損傷では直腸及び括約筋の弛緩が起こり、便失禁になりやすい。

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