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ムチ打ち症の場合


むち打ち症については、軽度のものからある程度重篤なものまであり、自覚症状のみを中心とする結果詐病と思われるものもあります。

裁判例からも分かるように、その有無の程度を判断するに当っては次ぎのとおりの要素を勘案してなされます。

●追突衝突自体の衝撃の程度、及びそれが身体に及ぼした程度

●追突衝突の様態、被害者の姿勢等

●症状発現の経過とその変遷、当初の医師の診断及び治療経過等
 

むち打ち症による後遺障害認定の可否

自覚症状のみで他覚的所見がないからといってむち打ち症による後遺障害の認定ができないわけではありません。
一定の症状がありこれにより日常業務に影響があるときは後遺障害が認められます。当事務所の今の見解は、症状固定後も痛みやしびれがある場合は、14級が認められると考えています。

ここで諦めるか異議申立をするかよく考えてください! 後遺障害認定の現況

ただし、労働能力喪失の割合は低く、喪失期間等についても数年以内という比較的短期間で認められるケースがほとんどです。
(14級につき5年、12級につき10年とする例が多くなっています。)

損害保険料率算出機構では、12級以上の精神神経障害は医学的に証明されたものを意味し、14級では医学的に説明可能であれば足りる扱いです。

また、外傷を契機とする心因反応(外傷性神経症)であっても、それが精神医学的治療を施しても治らないという事情があるときは、これを考慮して後遺障害の有無を判断する取扱いのようです。

現在の裁判所では、保険会社側の提出する意見書を一方的に採用するのではなく、被害者の主訴の内容、治療の経過、事故態様、主治医の意見等を総合的に考慮して、後遺障害の存否・程度、治療の必要性・相当性などを認定するという手法をとっているそうです。

また、むちうち症の解決については、個々の裁判官の裁量に委ねられた部分が非常に大きいそうです。

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