26★視野
視野とは、視線を固定した状態で見える範囲をいい、いわゆる視覚の広がりのことをいいます。
この視覚の広がりを単なる平面的な広さとして把握するのではなく各部位の視覚感度分布を調べることにより、より詳細な情報を得ることができます。これを量的視野といいます。
眼の中心を見たときと周辺で見たときとでは見え方が違います。中心では良く見え、周辺では良く見えません。すなわち視覚の感度が異なります。
そこで網膜全域が受け持つ視覚感度分布をしらべますとちょうど島のような立体として把握することができますので、これを暗黒の海に浮かんでいる視野の島と表現しています。
この視野の島の中心や中心窩にあたり、尖塔のように感度がとびぬけて良く、その外側15度には直径5度程度の海面までにいたる深い井戸がありこの部位の視覚感度は0です。これをマリオット盲点といい、眼底の乳頭に相当します。これを除くと中心から周辺に向かって初めはなだらかな傾斜で下がっていきますが、やがて断崖のように切り立って一気に海に没します。
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