2.年金生活設計
2−3 いかに使っていくか
年金生活のスタート時点で、今後のライフプランに見合う資金が手もとにあれば、それ以上のお金を稼ぐ必要はありません。スタート時点で資金が不足している人が財テクを駆使し、必要なだけの資金を得る方策をたてればいいのです。
もちろん、お金はあるにこしたことはありません。特に老後生活には、不測の事態が起こる可能性も高く、それに備えて、お金を残すことは大切なことです。しかし、備えのことばかり考えて、使わずにためようとするのは、いかがなものでしょうか。財テクを駆使し、老後生活のスタート時点より10年、20年先に資金が増えているパターンを「資金増加型」とします。
反対に、同じ資金でスタートしたにもかかわらず、天寿を全うする前に資金が底をついてしまうパターンが「資金喪失型」です。
もうひとつのパターンが「資金逓減型」です。いわば「資金増加型」と「資金喪失型」の中間で、命綱を常に確保しながら、必要に応じてお金使っていく理想的なパターンといえます。歳を取るにしたがって、資金がゆったりとした下降カーブを描くように減っていきます。
例えば、自分のライフワークをみつけ、それにお金をかけることです。それは、スポーツでも旅行でも何でもかまいません。身体が不自由な人でも、語学の勉強など、打ち込めることはあります。自分のライフワークのためなら、本を買ったり、勉強会に出るなど、有効なお金の使い方ができるでしょう。それが有意義な老後生活につながるわけです。現役時代に苦労をしてためたお金です。自分のために、有意義に使うべきしょう。
人生80年時代といわれる今、65歳で定年退職したとして、その後15年以上も人生を楽しむ期間があるのです。そして、その15年は、自分の人生の総仕上げであり、人生のなかでも最も自分の時間が持てる時です。その間、お金で心配することなく、ゆったりと生きて生きたいものです。
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