40代で転職したことありますか?_転職ナビ

質問:40代での転職にアドバイスをください

現在、転職を考えている41歳の男性で、中学生と小学生の子供がいます。

会社で職場の配置転換があり、新しい職場ではどうもなじめないのです。

配置転換前の職場と同じような職種で転職を考えています。

40代の転職は厳しいでしょうか?

転職は今回が初めてとなります。

40代よりも30代、20代の方が内定を得やすいと聞いています。

40代で転職したことがある方がいましたらアドバイスをいただけないでしょうか?

また、求人情報の入手ルートについても教えていただけると助かります。

 

回答:地域によっても、業種や職種によっても違ってきますが、40代の転職は厳しい状況です。

20代、30代の転職と40代の転職では、内容が別物だと考えてください。

まず地域ですが、求人が多いのが首都圏、東海、関西の順です。

地方に行けば行くほど、求人数が減ってきます。

業種は、求人が多いのがIT業界、建設業界、医療や介護業界などです。

製造業は、自動車関連はある程度の求人がありますが、ガソリンエンジンからEVに移行していく流れですので、いつまでも求人が多くあるとは限りません。

トヨタもEV化を急ぐというニュースが最近流れてきました。

ガソリンエンジンの車の自動車部品は3万点ですが、EV車は1万点になると言われています。

部品を作っている会社が、3分の1になるというイメージです。

私は39歳の時に製造業から転職活動をして一社応募しましたが、二次面接で落ちてしまいました。

同じ職種の募集でしたが、もっと若い方の応募がたくさんあったので落ちたのではないかと思っています。

40代の転職は、若い方たちとの競争になりますので、その方たちに勝てる仕事上のスキルやマネジメント力といったものが必要となります。

また求人する会社内での年齢構成の問題もあるので、スキルや経験が優れていても内定がもらえない時もあります。

在籍中に、転職市場の事前調査をする必要があります。

同じ業界の同じ職種だと、どのくらいの会社が募集をしていて、収入はどの程度なのかを調査しましょう。

今まで就いていた職種で磨いてきたスキルや経験がすぐにでも活かせるので、同じ業界、同じ職種に転職をするのがベストだと思います。

応募できる会社の数が少なければ、他の業界の同じ職種、同じ業界の他の職種、他の業界の他の職種と幅を広げて調査していきましょう。

転職先の会社を選ぶにあたって、いくつか条件があることと思います。

例えば年収は最低いくら以上とか、自宅から近い会社であるとかです。

様々な条件があることと思いますが、その中で優先順位を決めましょう。

全ての条件を満たす会社があれば一番良いのですが、現実問題としてそれは難しいでしょう。

条件にこだわりすぎると、そもそも応募できる会社がなかなか見つからなくなってしまいます。

こだわって探している間に退職後のブランクが長くなると、応募しても不採用になる確率が高くなってしまいます。

退職後のブランクはできるだけ短くするのがベストです。

場合によっては、優先順位の低い条件は妥協する必要が出てくるかもしれないことを頭に入れておきましょう。

 

求人情報の入手ルート

求人情報の入手ルートはいくつかあります。

その中の代表的なものを説明していきます。

 

転職サイト

まずメインは、転職サイトです。

現在の会社に在籍している間に、3社ほどの転職サイトに登録をしてください。

☆転職サイト業界大手、手厚いサポートの【DODA】(PR)は登録必須です

☆通勤時間を短くしたい方は【はたらいく】(PR)に登録しましょう

☆それぞれ掲載されている求人は異なるため、転職サイトには複数登録することをおすすめします

転職サイトに登録し、あなたが希望する条件を登録しておけば、該当する求人情報がメールで定期的に流れてきます。

ですので、転職サイトはできるだけ多く登録しておくことをおすすめします。

あなたが転職を希望している職種に強い転職サイトを見つけることもポイントとなります。

大手の転職サイトは、20代、30代の求人者を求めている会社を載せています。

そのため40代となると、いくつ応募しても書類選考で落ちる可能性が高くなります。

そんな時は同業種、同職種以外にも、異業種、同職種の求人情報も視野に入れてみましょう。

経理や総務・人事、営業は、違う業界でも十分スキルや知識がそのまま使える場合が多いからです。

40代での転職はとても厳しいですので、できるだけ多くの転職サイトに登録し、何社も応募していくことになるでしょう。

受けても受けても書類選考や面接選考で連続して落ちると心が落ち込んでしまうかもしれません。

けれど、絶対に諦めないでください。

日本中に会社は星の数ほどあります。

あなたのスキルや強みを活かせる会社が必ず見つかるはずです。

 

転職エージェント

転職エージェントを利用する人も年々増えています。

転職のプロであるキャリアアドバイザーやキャリアコンサルタントの方が相談にのり、あなたに合った求人を紹介してくれます。

転職エージェントは、求人する会社から成功報酬をもらいますので、あなたは原則無料で使うことができます。

40代の転職では、転職エージェントを利用することをおすすめします。

転職エージェントは、求人会社からどのようなスキルや経験を持った人で年齢はどのくらいの人が欲しいかの情報をもらっています。

年齢的に無駄な求人には応募しない方がいいですし、そのあたりの情報を転職エージェントに確認できるため、効率がアップします。

エージェント会社でお勧めなのは、【パソナキャリア】(PR)です。

総合人材サービスの先駆者的存在なので、採用企業と求人に対する情報量が圧倒的に豊富です。

☆転職者の多くが利用しているのは【パソナキャリア】(PR)です

☆手厚いサポートが売りで、履歴書や職務経歴書の添削も丁寧に行ってくれます

☆相性の合うエージェントの方は強力な味方になってくれます

転職エージェントの方もあなたのスキル、仕事の経験、年齢に合った求人がなければ登録をしてくれない場合もあります。

逆を言えば、登録をしてくれればあなたに合った会社を紹介してくれる可能性があります。

まめに中小の転職エージェントの会社の登録を試みるのも、転職活動において大切なことです。

 

転職フェア

人材会社が主催する転職フェアは、求人している会社が会場内にブースを出展し、来場者と面談します。

たくさんの会社が出展しますので、一度に複数企業の情報を入手できるのが最大のメリットです。

また、仕事や職場の生の話を応募前に直接聞けるというメリットもあります。

転職フェアは若い人向けのものが多いですが、中高年向けの転職フェアもありますので、こまめに情報をチェックしてみてください。

最近では新型コロナウイルスの影響を受けて、オンラインの転職フェアも行われるようになりました。

自宅にいながら参加することができますので、ぜひ一度参加してみてください。

 

ハローワーク

ハローワークは全国各地にあり、また、全国の求人をハローワークのパソコンで検索することができます。

あなたが応募したい求人があれば、その求人を印刷して窓口で問い合わせれば応募が可能かどうかや面接の日程を調整してくれます。

求人数が多く、転職サイトなどに載っていない中小企業の求人もたくさんあり、利用する価値は大いにあります。

地方の中小企業で転職を希望しているのであれば、ハローワーク求人は特に有効です。

もし退職しているのであれば、1週間に1日はハローワークに足を運んでパソコンで検索をしてみてください。

社会保険労務士として仕事柄ハローワークにはよく行きますが、検索のパソコンは順番待ちで大盛況です。

自宅にパソコンがあってネットにつながっているならば、ハローワークに行く前にいくつか希望する会社の求人の目星をつけてから行くといいと思います。

また、ハローワークでは、職業訓練も行われているので、ぜひ活用していきましょう。

魅力的な講座もあり、私も機会があれば受けてみたいと思うものがあります。

特にパソコンのスキルは研修を受けてブラッシュアップしておくと、一生モノのスキルになります。

私も40代で習ったパソコンのスキルが今でも役に立っています。

 

求人誌

駅やコンビニなどに置いてある無料で入手できる求人誌は、そのエリアの求人情報が載っています。

勤務地をそのエリア内にしようとしている人にとっておすすめの求人媒体です。

駅やコンビニに行ったついでに入手し、パラパラとめくってみてください。

自分では想像していなかった業種や職種が見つかり、興味がわいてくることがあるでしょう。

地元のこんな会社が求人をしているんだ、ということも分かってきます。

リクルートの関連会社が発行しているタウンワークは、毎週月曜日発行です。

翌週の月曜日には、新しいものと差し替えられますので、月曜日に新しいものを入手してみてください。

中途採用は応募締め切りがありますので、必ず最新号を見て応募していきましょう。

タウンワークでは、毎号さまざまな特集ページを展開していますので、あなたが興味をもった特集があれば、そこで求人情報を入手していきましょう。

タウンワークはインターネット版もありますので、あなたが希望している職種に絞って検索をしてみれば、たくさんの求人情報を入手できます。

 

新聞求人

日本経済新聞や全国紙、ブロック紙などの新聞に載る求人情報もおすすめです。

日本経済新聞の場合は、「日経転職版」という転職サイトとも連携しています。

大手の会社の求人情報がメールで流れてきますので、あなたが気になるものがありましたらノートなどに書き出してください。

そして応募締め切り日に間に合うように書類の送付などをしてください。

少し背伸びして大手の会社にチャレンジしてみるのもいい経験になると思います。

ハイクラス向けの求人情報が多く載っていますので、「日経転職版」で検索して、会員登録をしてみてください。

新聞の求人情報は切り抜いておき、興味のある会社がありましたら、その会社のホームページの求人ページで内容を確認して応募してみましょう。

日経新聞以外の新聞求人は、多くの人の目にとまる媒体なので、大量の人員を集める時に使われます。

40代の方の転職で現業職を応募する場合は、有効な求人媒体となっています。

 

人脈による求人情報

中高年の転職でよく使われているのが人脈による転職です。

40代ともなると、ビジネスにおいてもプライベートにおいても、人脈が築かれているはずです。

学生時代の同級生たちも、会社の中である程度重要なポジションに就いてくる年代です。

そのような人脈を転職に活かしていきましょう。

SNSで繋がっている友人や、毎年年賀状のやり取りをしている友人と連絡を取ってみてください。

昔一緒に働いていたことがあるけど、今は別の会社に転職した元上司や元同僚に声を掛け、相談してみましょう。

あなたの働きぶりや性格などを理解してくれていますから、あなたに合う会社を紹介してくれる可能性があります。

また、あなたの友人、知人、親戚にも声を掛けてみてください。

あなたとは別の業界で働いていたとしても、貴重な情報源となってくれることがあります。

友人の友人が紹介してくれるということもありますので、人脈による転職は意外と効果があるものです。

私の場合は、母親の知人から転職先を紹介してもらった経験があります。

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文責 社会保険労務士 松井 宝史 2022.11.27

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