適応障害で休職しようと思います_転職ナビ

質問:適応障害で休職しようと思います

今の職場が合わず、最近仕事上のミスが続いてしまっています。

仕事量が多く、何とかこなそうと頑張るのですがうっかりミスが出てしまいます。

上司も最初は大目に見てくれていましたが、ミスが続くので、最近は叱責をされるようになりました。

私がミスをしてしまうせいで同僚がカバーすることになり、周りの同僚との人間関係も悪くなってきてしまいました。

夜も寝つきが悪く、夜中に目が覚めることも多くなってきました。

毎朝起きるのも遅くなりがちで、食欲も落ちてきてしまいました。

睡眠時間も6時間とることができず、中途覚醒や早朝覚醒が起きています。

体調も悪く、顔色もすぐれず仕事の壁にぶち当たっているようです。

近所の内科を受診したところ、うつ状態のようなので心療内科を受診するようにと先生が紹介状を書いてくれました。

心療内科に予約を入れて、先日受診してきました。

心療内科の先生も、会社を休んだ方がいいということで「3週間の安静を要する」という診断書を書いてくださいました。

病名は「適応障害」となっており、先生が言うには、ごく普通に働いている人が何らかのストレスにさらされ、うまく対処できなくなり、心と身体に支障をきたしていく病気だそうです。

うつ病の一歩手前の状態だよ、とのことでした。

このまま、この診断書を会社に出して休職しようと思いますが、いかがでしょうか?

 

回答:私は、心療内科の先生の指示に従ってしばらく会社を休職した方がいいと考えます。

今は何もやる気が出ない状態だと思いますので、会社を休んで心身を休めましょう。

職場での長引いたストレスは、徐々に心と身体を蝕んでいきます。

疲労、倦怠、食欲不振、不眠、めまい、抑うつといった症状が出ていれば、休職することが最善の道だと思います。

心身の回復を図ることが今のあなたにとって一番大事なことです。

会社を休んで仕事のことを考えるのをやめ、ゆっくりと過ごしてください。

とはいえ生活リズムをあまりに乱してしまうのは良くありませんから、通勤する必要がなくても規則正しい生活は続けていきましょう。

気分の良い日だけでも、散歩やウォーキングなどで体を動かせるといいですね。

収入の面は、健康保険の傷病手当金が1年6か月もらえますのでご安心ください。

傷病手当金の申請のためにも、少なくとも1か月に1回は通院するようにしてください。

ゆっくり休んでから、回復期になりましたら復職をするのか転職するのか考えていきましょう。

ゆっくり休む期間は、徹底的に何もしない時期と思ってください。

会社のこと、仕事のことは一切忘れる必要があるそうです。

休んでいる間に会社とメールのやり取りをするのも病状が悪化するのでしてはいけないそうです。

適応障害になる人は、責任感が強い方で能力的にもすばらしいものを持っている人が多いと言われています。

あなたに復職したい気持ちがないという場合は、体調が回復してきたら転職活動の準備に入っていきましょう。

その場合も自己判断ではなく、心療内科の先生に「そろそろ転職活動を始めたいのですがいかがでしょうか」と相談してからにしましょう。

ともかく今は無理をしないことです。

 

労務不能と書いてもらえるか

傷病手当金が支給されるかどうかは、心療内科の先生が、傷病手当金の申請書に「労務不能」と書いてくれるかどうかが大事です。

「症状経過からみて従来の職種について労務不能と認められた医学的な所見」欄に、先生がどのように書いてくれるかによって、支給・不支給が決まってきます。

適応障害の場合、6か月以上持続することはないとも言われています。

6か月治療を続けて、職場復帰することになった時、復職後の職場のストレス要因が取り除かれているかどうかが問題となります。

配置換えをしてくれるとか、上司が変わるなどの処置がとられていればいいのですが、適応障害になる前と同じ職場環境であれば、復職をしてもまた適応障害が再発する可能性があります。

適応障害は、再発率が高い病気だと言われています。

 

適応障害で復職したが職場が嫌です

 

会社の就業規則の休職期間

会社の就業規則の休職期間がどのくらいの期間になっているかも気になるところですね。

例えば、入社2年以上3年未満の従業員は、休職期間6か月で自然退職になると規定されているとします。

そして6か月後もまだ治療が続いていたとします。

この場合、復職できなければ自然退職となります。

適応障害の要因であるストレスがそのまま残っていた場合は、復職は厳しいでしょう。

復職してもそのストレス要因が残っているので、じきに再発してしまいます。

 

どう考えるのが一番いいか

休職を開始して3か月ぐらい経った時点で、心のエネルギーがある程度戻ってきたら復職するか転職するか決断をする必要があります。

クリニックの先生が、転職の決断をするのはもう少し後にした方がいいと判断した場合は、その指示に従っていきましょう。

休職期間残り1か月になっても何も決まっていない場合は、「休職期間満了で退職になってもいい」と開き直ることです。

焦ってもしょうがないのです。

適応障害を治すことに全力を注ぎましょう。

退職しても傷病手当金は、最長1年6か月はもらえる可能性があります。

人生諦める必要はありません。

もう一度出直せばいいのです。

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就労移行支援という選択肢

当事務所に入社した職員から先日、「就労移行支援」という言葉を初めて聞きました。

就労系障害福祉事業所の一つだそうです。

発達障害やうつ病で長期の治療を終えた方が、一般就労へ移行するために、知識、能力の向上、実習、職場探し等を通じ適性に合った職場に就職できるよう支援する施設です。

名古屋にある就労移行支援をしている会社を、先日訪問しました。

「あなた専用のオリジナルカリキュラム」で就職後まで徹底支援をしていくそうです。

トレーニングの内容は、事務やパソコンスキル、コミュニケーション訓練、実践的な実習、生活力アップの実習などを行っているそうです。

週1日から通所可能となっていますので、あなたが住んでいる所で「就労移行支援」という言葉で探してみましょう。

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文責 社会保険労務士 松井 宝史 2023.06.01

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