うつ病(気分障害)と自閉スペクトラム症で障害基礎年金2級が認定事例

うつ病(気分障害)と自閉スペクトラム症で障害基礎年金2級が認定された事例

文責 社会保険労務士 松井 宝史 2025.11.27

当事務所で申請した障害年金事例

いままでの25年間の障害年金申請事例を解説してみます。

皆様が実際に申請する時に参考にしていただければ幸いです。

また困ったことあれば、当事務所までお問合せいただければお答えしていきます。

発達障害(自閉症スペクトラム障害)が基礎にあり、うつ病(気分障害)を発症している方の障害申請認定事例です。

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申請事例4:うつ病(気分障害)と自閉スペクトラム症で障害基礎年金2級が認定された事例

うつ病で就労移行支援の事業所に通所している方の相談を受けました。
初診日は、今から9年ほど前と言われたので、初診証明の「受診状況等証明書」が取れるか心配でした。
また、保険料納付要件は、相談の時に「年金定期便」を持って来てくれていたので、初診日の前1年間は国民年金の加入しているのが確認できました。

また、保険料納付要件は、相談の時に「年金定期便」を持って来てくれていたので、初診日の前1年間は国民年金の加入しているものと思われました。

追納で納めた可能性もあるので、念のため、保険料については後日年金事務所で確認することをお約束して、その日は終わりとなりました。

就労移行支援事業所に通所する以外は、外に出れないと言っておられました。
就労移行支援事業所の方が面談の時に同席してくれたあので、緊張せずにお話ができたと言っておられました。

現在の日常生活状況については、「聞き取りメモ」を作成してあるので、その用紙に記入してもらって郵送してもらうことにしました。

自分一人で生活した場合、どれができてどれができないかを記入してもらうように説明をしました。(現在は、両親と一緒に暮らしていると言っておられました)

現在治療で通っているメンタルクリニックは、初診のクリニックから転医して2年ほど経ちました。

現在のクリニックの先生も診断書を書いてくれることになりました。

クリニックの先生が書いてくれた診断書には、うつ病(気分障害)の他にも自閉スペクトラム症の診断名も記載されていました。

日常生活状況も「できない」という項目にレ点が2つほど記入してあり、日常生活の程度は(4)となっていました。

うつ病の症状がかなり出ていて、通所も少し休みがちであることを就労支援事業所の管理者から聞きました。

診断書に自閉スペクトラム症という診断書名がありましたので、病歴・就労状況等申立書は、生まれた時からの記載となりました。

病歴・就労状況等申立書については、お母様から生まれた時から現在までのエピソードを書いたメモをいただき、それを愛知労務でまとめて作成をさせていただきました。

まとめ: 障害年金の申請は、周りの人の協力無くしてはうまくいかないことが分かりました。

終了移行支援事業所の職員及び管理者の方にも助けてもらい、お母様の成育歴のメモがとても書類作成に役にたちました。

障害基礎年金2級で月当たり7万円弱の年金収入が入ることになりました。

今後は、うつ病から回復したら、会社勤務も障害者枠で週10時間以上20時間未満の「特定短時間労働者」で、まずは就職できるように頑張ると言っておられました。

障害者雇用の人数カウント の表を載せておきます。

障害基礎年金2級となり、本人とご家族の方にも喜んでいただけました。

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