双極性感情障害(双極性障害)で障害厚生年金3級の認定事例

双極性感情障害(双極性障害)で障害厚生年金3級に認定

文責 社会保険労務士 松井 宝史 2025.12.02

当事務所で申請した障害年金事例

いままでの25年間の障害年金申請事例を解説してみます。

皆様が実際に申請する時に参考にしていただければ幸いです。

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申請事例6:双極性感情障害で障害厚生年金3級に認定

会社勤めをしている時、感情の起伏が激しく、落ち込みやすく、金銭感覚がおかしくなったり、気分が高ぶって周りの人に迷惑をかけてしまうということで、会社を休みがちになってしまいました。

双極性感情障害(双極性障害)は、気分が高揚する(躁状態)と気分が落ち込む(うつ状態)を繰り返す精神疾患です。
健康保険の傷病手当金を受給していたが、会社を退職して、その後継続して1年6か月受給していました。
会社の中でも躁状態の時に、他の同僚とトラブルになってしまいました。

ある程度、仕事ができる状態であるので、働ける会社があれば就職したいという気持ちがありました。

初めてメンタルクリニックにかかったまま継続して受診していたので、クリニックの主治医の先生も本人の症状をよく把握されていました。

主治医の先生が、診断書を書いてくれました。

その診断書では、 日常生活状況は、「おおむねできるが助言や指導を必要とする」にレ点がおおく付いており、金銭管理と社会性については「指導や助言があればできる」にレ点が付いていました。

日常生活活動の程度は、(3)にレ点が付いていました。

本人も金銭管理ができないことと、役所などの書類の手続きが家族の手助けが必要と言っていたので、診断書を本人に説明したところ、主治医の先生の診断書通りということでした。

本人も障害厚生年金3級がもらえれば、自分にあった会社で働きたいと言っていましたので、この診断書で申請をすることにしました。

申請をして3か月後に、障害厚生年金3級の年金証書が届いたということでうれしい電話での報告がありました。

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