畳は高温多湿になりやすく、ダニにとって繁殖しやすい環境です。
そんな畳の上にさらにカーペットやじゅうたんを敷いてしまうと、ダニが増えやすい環境を作ってしまいます。
カーペットやじゅうたんは、湿気を多く含みます。
また、フローリングに比べて掃除がしにくく、フケや髪の毛などダニの餌となるものを取り除きにくいため、ダニが増えやすくなっています。
畳の上にカーペット等を敷いてしまうと、カーペットにも畳にもダニが住みついてしまい、大変なことになってしまいます。
たとえカーペットにこまめに掃除機をかけても、表面にいるダニを吸い取ることしかできません。
ダニは奥へ奥へともぐりこんでいく習性がありますから、潜んだダニを吸い取ることはなかなか難しいのです。
喘息のひとつの原因となるダニを増やさない環境を作るためには、畳の部屋があるというおうちは畳の上には何も敷かず、畳だけにしておきましょう。
そして毎日こまめに掃除をしましょう。
ダニは、暗く湿った場所を好みます。
床材でも畳でも表面より内部を好みます。
というのは、ダニが好きな温度と湿度が安定し、エサが十分に得られるからです。
畳は、わらを圧縮して作られるのですが、わらは一本一本はつぶれていませんので、わらとわらの間には隙間があります。
その隙間がダニが湿っていると、カビも生えやすく、カビはダニのエサとなります。
ダニは、畳の内部にもぐりこんで卵を産むので、まさにダニにとっては天国です。
また、ダニは冬期の湿度の低い時期でも、畳の内部の水分によって生きていけます。
畳のある家庭にとっては、毎日窓などを開けて換気をよくし、室内を乾燥させて畳の内部の湿気を取るようにしていかないといけません。
そうしないと、ダニが大量に発生します。
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