自賠責保険と自動車保険の豆知識

自賠責保険と自動車保険の豆知識

文責 FP2級技能士 松井 宝史 2021.05.27

私が、損害保険の代理店になったのは、平成6年1月からです。

最初は、住友海上火災保険の特別研修生からスタートしました。

今を思えば、無謀な挑戦だったと思います。

営業の経験もほとんどなく、保険のセールスに携わることになりました。

年齢は、ちょうど40歳です。

3年目の秋に今度は、生命保険のセールスもできるようになり、住友海上ゆうゆう生命の販売もするようになりました。

特別研修生は、ノルマがそれぞれの節目にあり、それをクリアできないと退職になります。

私は、特別優秀な営業マンではありませんでしたが、何とか3年で卒業でき、「マツイ保険」という代理店となりました。

でもその卒業する年の暮れに「社会保険労務士」の免許の勉強をはじめました。

以前勤めていた会社では、人事マンをしておりましたので、労働基準法は少し知っていました。

でも、健康保険や厚生年金保険、雇用保険、労災保険の手続きはしたことがありませんでした。

運よく勉強した年の夏の試験に合格することができました。

一生懸命勉強したおかげかと思っています。

そんな訳で、民間保険と公的保険の両方について知識と実務が分かっております。

自賠責保険とは

自賠法5条は、「自動車は、これについての法律で定める自動車損害賠償責任保険(責任保険)又は自動車損害賠償責任共済(責任共済)の契約が締結されているものでなければ、運行の用に供してはならない」と定めています。

このことから、自賠責保険(自賠責共済)は強制保険といわれています。

自賠責保険が強制保険とされているのは、自賠責法3条で運行供用者責任を負うとされたものの賠償資力をてん補するためです。

いくら運行供用者について、条件付き無過失責任を認めたところで、その者に賠償資料が無いのでは、被害者は実質的に救済されません。

そこで、損害賠償責任を負うとされた保有者および運転者に対し、自賠責保険がその損害を填補するとしたのです。

自動車保険(任意保険)とは

自動車保険(任意保険)の種類には、従来から、自家用自動車総合保険(SAD)、自動車総合保険(PAD)、自動車保険(BAD)、ドライバー保険、リスク細分型保険などがありましたが、最近では人身傷害補償保険を組み込んだ新種の総合自動車保険が出されるに至っています。

これらの保険は、契約の対象となる自動車の種類や担保される危険などがそれぞれ異なっています。

FP松井宝史

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