まずはインターネットで派遣会社を検索してみてください。
たくさんあるのに驚かれることでしょう。
では、一体どこの派遣会社に登録をしていきましょうか。
まずインターネットで各社の派遣求人を見て、あなたがやりたい仕事の求人が比較的多いところに登録してみて下さい。
中小の派遣会社に登録し、その会社のコーディネーターや営業の担当者に会ってみて、よさそうなところがいいですね。
大手の派遣会社にも登録をしておきましょう。
登録料を払う必要はないので、複数の会社に登録しておきましょう。
派遣会社を決めたら、次は派遣会社への登録です。
登録されて初めてその派遣会社の派遣スタッフとなり、仕事を紹介してもらえることになります。
就職と同様に、面接などのハードルがあります。
また同様に、あなたが実際に派遣会社をチェックできる重要な機会となります。
1・厚生労働省の認可を確認する。
2・受付は笑顔で迎えてくれましたか。
3・社員の服装はきちんとしていますか。
4・社員の言葉遣いはていねいですか。
5・会社概要や派遣システムについてきちんと説明してくれましたか。
6・派遣で働きたい理由や条件などをきちんと聞いて、適切なアドバイスをしてくれましたか。
7・給与の支払い、福利厚生、社会保険、雇用保険などの説明は十分でしたか。
8・研修システムについての説明はありましたか。
仕事は自分用のサイトから見つけてこちらから応募することもできますし、派遣会社の方から電話やメールでお知らせがあることもあります。
仕事の案内がきたときに確認するポイントは次の3つです。
1・派遣先企業の事業内容
2・派遣の仕事の内容
3・契約期間、契約時間、時間給、勤務時間、休憩、休日
派遣先が決まった後の確認事項は次の6つです。
1・派遣先企業の社風
2・勤務の諸条件、契約内容の確認
3・勤務表の提出、給与の支払い
4・派遣企業から契約について打診があったら、派遣会社に連絡する
5・派遣中は派遣企業の指示に従うこと
6・休みをとるときは、派遣会社にも連絡をすること
初日から遅刻をすることのないよう、事前に会社までの通勤経路を確認しておきましょう。
派遣社員の一番の味方は、派遣会社の営業やコーディネーターの方です。
営業やコーディネーターのもとには、いろいろな情報が集まってきますので、こまめに連絡を取り合うことをおすすめします。
また、自分のスキルアップをこまめに報告することで、自分をアピールしていけば、次の仕事の紹介もスムーズに事が運びます。
派遣前に聞いていた条件と異なるときなどは、すぐに営業の方と相談してみてください。
営業の方がきちんと派遣会社との間に入って交渉をしてくれることでしょう。
派遣社員に登録して会社から仕事を紹介してもらうには、仕事における知識よりもビジネスマナーやコミュニケーション能力の方が大事となります。
会社の中でのきちんとした敬語、正しいビジネスメールや電話応対の仕方、状況にあった服装などが大事です。
そして、さらに大事なのが人間関係の基本である挨拶がきちんとできることです。
派遣された会社での、人間関係をうまくつくっていくことも大事なスキルとなります。
仕事は挨拶からはじまります。
私は、挨拶はとっても大事なことだと考えています。
派遣社員なら正社員より仕事が楽なのではないか、と思って派遣社員になった方は、意外に思うかもしれませんね。
派遣社員も会社の中の大切な仕事を担っているのです。
派遣社員のほうが、人間関係が楽なのではないか、と思っている派遣社員の方は、考え方を変えないといけませんね。
会社という組織の中で仕事をしていく中では、正社員でも派遣社員でも人間関係についての差はありません。
派遣なら誰ともつきあわなくてもいい、と思っている方は考え方を変えないといけませんね。
派遣社員のほうが気楽に休みがとれて、いつ辞めてもいい、と思っている派遣社員の方は考え方を変えないといけませんね。
やはり組織の中で仕事をしているのですから、急に休みを取るというような無責任な行動慎まないといけないですね。
契約の途中で辞めてしまうのも、派遣先の会社も派遣元の会社でも困ってしまいますね。
正社員のなかには、派遣社員に対して自分の仕事を取られるような気持ちをいだいている人もいます。
職場に入ったら、派遣社員として自分がやるべき仕事の範囲をはっきりさせておきましょう。
責任の所在も明確になりますし、正社員との無駄なトラブルをふせぐことができます。
また、他の派遣社員とうまくやっていくには、時給(時間給)の話は禁物です。同じ職場の派遣社員が同じ派遣会社から来ているとは限りません。
親しくなってうっかり自分の時給(時間給)を話してしまったために、相手の方が時給(時間給)が低くて気まずい関係になってしまったというのはよく聞く話です。
派遣会社が違えば、時給(時間給)が違うことがあるからです。
派遣先企業から正社員にならないかという誘いがあったら、どんな場合でもまずは派遣会社に相談しましょう。
派遣期間中のみなさんは、派遣会社の社員だからです。
お誘いを断った場合には、派遣先での居心地が悪くなることもあります。
その場合でもきちんと契約期間は満了しましょう。
登録をすませ仕事が決まりましたら、派遣社員として派遣先に出社する日がやってきます。
勤務の初日は、その派遣先を担当している営業担当者が同行するシステムをとっている派遣会社が多数です。
勤務地や最寄り駅や派遣会社などで待ち合わせをして、一緒に向かうことになります。
初日に同行してくれる営業担当者は、その派遣先で働いている間、職場で何か困ったことが起きたときの相談窓口になってくれる人です。
初日の服装は、登録のときと同様スーツか、もしくはきちんと見える会社員スタイルで、2日目からは、派遣先の職場の様子を見て周りの人に合わせるようにしましょう。
派遣先の会社に着くと、まず職場で一緒に働くメンバーや指揮命令者に紹介されます。
指揮命令者は、派遣社員に仕事の指示をする人で、就業条件明示書にも名前がかいてあります。
原則的には、この指揮命令者が直接仕事の指示をするのですが、職場によっては形式的に部署の長などが指揮命令者となっていて、具体的な仕事内容はAさんに聞いて下さいと言われ、他の人の指示に従うことになる時もあります。
契約と違う仕事をさせられることよくあります。
就業条件明示書の業務内容のところに書いてある仕事とは別の仕事を指示されるということですが、これは意外とよくあるトラブルです。
そのトラブルの原因は、ひとつには派遣会社の営業担当者が派遣先の求める業務内容を正確に把握していなかった場合です。
もうひとつは、派遣先の会社がいい加減で、業務内容を営業担当者に伝えていなかった場合です。
事情はどうであれ、就業条件明示書の内容と違っていれば契約違反ですので、派遣スタッフにはその仕事を断る権利があります。
でも敢えて断らないで引き受けた方が派遣スタッフにとって得になるケースもあります。
総務の仕事で派遣されたのに、経理の仕事をすることになったとか、営業職なのに社長秘書の仕事をさせられるなど、明示書の内容とはあきらかに違う仕事をさせられた場合です。
これは設立されて間もない会社や発足したばかりの事業部などで発生します。
派遣法上、派遣先は就業条件明示書に書かれた業務以外の仕事を命じることはできませんので、派遣社員はそういう仕事を断れます。
契約と違う仕事を断る時は、営業担当者を通して派遣会社に申し入れます。結果は派遣先の対応によって違ってきます。
派遣先の理解不足によるときは本来の仕事に戻れる場合もありますが、派遣先の営業担当者の聞き取りミスが原因の場合や、派遣先がどうしても必要とする場合は、別のスタッフに交代するか、新たな条件で契約しなおすことになります。
本来の仕事にともなって、いろいろな付随業務が発生することがあります。
こうした付随業務は、常識的に考えて、契約と違う仕事とはいえません。
厚生労働省も就業条件明示書のモデルを作成するにあたり、合理的な関連を有する付帯的業務であれば、派遣先は指示してよいとしています。
契約と違う仕事がチャレンジを必要とするものだった場合、断ってもいいのですが引き受ければ時給アップの交渉をするときの材料にできるケースが少なくありません。
時給アップにつながらなくても、仕事を通してスキルが向上するので、次の仕事を紹介してもらうときや、新たに別の派遣会社に登録するときに有利になります。
書類のコピー取り、社員やお客さんへのお茶だし、電話のとりつぎ掃除、消耗品の補充など、事務所系の仕事では、こうした雑務を暗黙のうちに期待されることがあります。
派遣先によっては、派遣社員に雑務をさせるのは派遣料金の無駄遣いと考えて、事務職で派遣された人にも一切、雑用はさせないというところもあります。
また、エンジニアやデザイナーなどの専門職であっても、女性だというだけで雑務が回ってくる会社もあります。このような場合、現実的なことをいえば本来の仕事に支障が出ない限り、引き受けたほうが賢明です。
なぜならそういう職場では他の女性社員も同じ条件で働いているので、雑務を断ってしまうと回りとの協調関係が壊れてしまい、仕事がしづらくなる場合が多いからです。
紹介予定派遣とは、社員の採用を考える企業に、就職の意思のある人を最大6ヶ月間派遣し、派遣期間の後、会社と派遣社員がともに就職に合意すれば、正社員として直接雇用されるという制度です。
通常の派遣は異なり、事前面接も可能で採用後のミスマッチが減るために、企業にも派遣社員にも大人気の制度です。
でも、紹介予定派遣で派遣社員になったからといって、すべての人が正社員になれるわけではありません。
「なぜその会社で、社員になって働きたいのか」ということが自分自身の言葉で語れれば、紹介予定派遣社員になれるし、派遣期間終了後は、正社員への道がみえていることになります。
契約終了日が近づいてきますと、3か月以上の契約ならば1か月前までには派遣会社か連絡があり契約を更新するかどうか聞かれたり、更新なしの契約の場合は終了を確認されます。
最終日が近づいてきましたら、机の中やロッカーなどの整理をし、私物を持ち帰って、初日の状態にもどして置いてください。
消耗品、備品、整復など、派遣先から借りているものは、すべてきちんと返却します。
最後は、指揮命令者、お世話になった人たちに挨拶をします。
後任の人が決まっていれば、前もって引き継ぎ用のノートなどを作成しておきます。
また、こうした引継ぎ用のノートや報告書とは別に、派遣期間中は日々、自分のための業務日報をつけておくと何かトラブルがあったとき、いつどんなことがあったのか、真実を明確にした上で相談することができます。
また、仕事の成果や自分のスキルアップを確認できますので、派遣会社の時間給アップの交渉にも役立ちます。
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