派遣労働者の3年ルール適用後の働き方 _派遣ナビ

3年経った後の働き方の選択肢

派遣法の3年ルールにより、派遣労働者は同じ事業所や同じ部署においては、3年を超えて働くことはできません。

あなたが派遣社員として働く道を選んだとき、3年経った後の働き方については以下のような選択肢があります。

①派遣会社に次の派遣先を紹介してもらう

②同じ会社の別部署で働く

③派遣先の会社に直接雇用される

④クーリング期間を入れる

⑤紹介予定派遣を探す

派遣会社に次の派遣先を紹介してもらう

3年ルールが適用されるのは「同一の事業所や部署」なので、派遣先の会社が変われば問題ありません。

今までのキャリアを活かすことのできる次の派遣先を紹介してもらいましょう。

契約満了日の2週間~1か月前になると、派遣会社の担当者から次の仕事についての連絡が来ます。

そこで次の派遣先を2~3社紹介してもらえることが多いので、自分の希望する条件に合っているかどうか確認しましょう。

無職の期間を作りたくない、切れ目なく収入を得たいという方は、もう少し早い段階(2か月前など)で派遣会社のサイトで仕事を検索したり、自分から担当者に連絡を取ってみましょう。

次の仕事をなかなか紹介してもらえない、自分の希望とかけ離れた仕事ばかり紹介される、というような場合は派遣会社を変更することも検討しましょう。

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同じ会社の別部署で働く

3年ルールが適用されるのは「同一の事業所や部署」なので、同じ会社であっても部署を異動すれば働くことができます。

同じ会社であれば通勤にも慣れていますし、会社全体の雰囲気も分かっているので働きやすいですよね。

派遣会社の担当者に連絡を取り、同じ会社の他部署での派遣が可能かどうか確認してもらいましょう。

派遣先の会社に直接雇用される

派遣先の会社に直接雇用されれば、派遣社員ではなくなるので3年ルールは関係なくなります。

もしも今の職場が気に入っていて3年経過後もここで働き続けたいと思う場合は、派遣会社の担当者に相談してみてください。

同じ職場で今まで積み上げてきたキャリアを活かせるというメリットがあります。

一方で、直接雇用といっても必ずしも正社員として雇用されるとは限らず、契約社員、パート、アルバイトといった雇用形態になる可能性も頭に入れておきましょう。

場合によっては派遣社員として働いていた時よりも収入が下がったのに責任ばかりが重くなった、というケースもあるので注意が必要です。

 

クーリング期間を入れる

3年ルールの期間制限は、期間満了後に3か月を超える空白期間(クーリング期間)をはさむことでリセットされます。

そのため、3か月と1日以上のクーリング期間をはさむことで同じ職場で働き続けることが可能となります。

ただし、一旦は契約が終了するためこれまでの勤務実績がリセットされ、有給休暇もリセットされてしまいます。

また、クーリング期間が終了した後に以前と同じ職場で働くことを約束していたとしても、派遣先の経営状態の変化などによっては契約してもらえない可能性もあります。

紹介予定派遣を探す

いつも3年ルールに縛られるのが嫌だという方は、紹介予定派遣を検討しましょう。

紹介予定派遣では、最長6か月の派遣期間中に直接雇用の契約を結ぶかどうかを企業と派遣社員の双方が検討し、合意が得られれば直接雇用となります。

派遣期間中が実質的な試用期間となるわけです。

派遣先企業から直接雇用を断られるケースも少なくありませんし、直接雇用に至ったとしても必ずしも正社員とは限らず、契約社員やアルバイト、パートといった形での契約になることもあります。

ですが、実際に働いてみて業務内容や職場の雰囲気などを知ってから検討することができるのは大きな魅力です。

紹介予定派遣は一般の派遣の求人と比べると数が少なくなっているため、取り扱い求人数の多い大手の派遣会社に登録することが大切です。

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目次

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