派遣社員として先日登録して、今度初めて派遣先の会社に顔合わせに行きます。
これまで、パソコンを使って社会保険や雇用保険の手続きをしていたので、大手の会社の総務担当者の産休の代替要員ということで総務関連の仕事が紹介されました。
社会保険労務士事務所で5年ほどしか仕事をしたことが無く、大手の会社での総務の手続き業務が勤められるかとても不安です。
派遣会社がスタッフへ仕事の紹介をするときは、ある程度スタッフ本人のスキルを吟味して行っているのでしょうか?
派遣先の会社でも、派遣スタッフの紹介を見てOKを出した上での顔合わせと考えていいのでしょうか?
その前段階で、コーディネーター又はマッチング担当者が、登録シートとスキルチェックシートを見て、仕事紹介のメールや電話等での連絡をあなたにしています。
社内選考で選ばれているので、派遣会社はあなたを気に入っているはずです。
実は、登録手続きをする時に、派遣会社の担当者があなたの希望する業務やスキル、経験、適性、希望就労条件を把握しています。
あなたのヒューマンスキルや実務能力は登録の面接時に確認されています。
派遣先の会社には、「派遣先通知書」という書類が提出されています。
その書類には、氏名、性別、年齢に関する事項(60歳以上か、45歳~60歳未満か、18歳未満か)、雇用期間(無期雇用・有期雇用)、待遇決定方式(労使協定方式か派遣先均等・均衡方式か)、労働・社会保険の被保険者資格届の提出の有無及び確認資料)が記載されています。
その他にどのような経験をしてきたかの情報は伝わっていますが、どのような会社を勤務していたかの情報は伝わっていません。
あとは直接顔合わせをして、派遣先会社があなたの人間性などを確認し、あなたは職場の雰囲気などが自分に合っていそうかどうかを確認することになります。
業務内容の社会保険や雇用保険の手続きについては、社会保険労務士事務所で5年経験すれば、一部上場の会社でも充分通用する能力があります。
社会保険労務士事務所で多くの顧問先・関与先の社会保険、雇用保険、労災保険の手続きを数多く経験していますので、実務について心配する必要は全くありません。
給与計算なども経験されていれば、派遣先の会社の給与計算も任せられるかもしれませんが、今回は「産休・育休の方の代替要員」なので、その方が行っていた業務となります。
顔合わせに行った際には、どのようなソフトを使って処理しているかなどを聞いてみてください。
そうすれば、あなたの不安も解消されると思います。
また、今回は産休の方の代替要員ということですが、その方のお子さんが2歳になるまで復帰しないかもしれませんね。
その間、真面目に丁寧に仕事に取り組めば、あなたの仕事に対する姿勢や能力が評価され、派遣先の会社での直接雇用もあるかもしれません。
社会保険労務士事務所の5年間の経験は、とても心強い味方だと思います。
緊張してしまうかもしれませんが、自信を持って顔合わせに行きましょう。応援しています。
今回の顔合わせは、派遣会社での社内選考を経てのことなので、派遣会社としても自信を持ってあなたを派遣しています。
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文責 社会保険労務士 松井 宝史 2023.01.09
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