ウォーキングナビ

1週間で23エクササイズ

最近の歩数計では、運動強度と運動量が「メッツ」「エクササイズ」という単位で表示されるものがあります。

「メッツ」は運動強度を表す単位で、運動が激しくなるほど値が大きくなります。

具体的には、座って安静にしている状態が1M、ふつう歩きは3M、早歩きは4Mです。

エクササイズは運動量を表す単位で、「メッツ×継続時間」で計算します。

例えばウォーキング(3M)を1時間行った場合、3M×1時間=3エクササイズとなります。

厚生労働省は、1週間に23エクササイズ以上、そのうち4エクササイズ以上は活発な運動を行うことを推奨しています。

とはいっても、普段から運動習慣のある方とない方では、23エクササイズを達成する難易度は変わってきます。

また体力には個人差、年齢差などもあります。

高齢者の方は、1週間に15エクササイズが目標とされています。

まずは無理をすることなく、できそうだと感じるものから取り組んでいきましょう。

普段から運動する習慣のない方にとって、運動が義務になると嫌になってきてしまいます。

楽しく取り組めるよう工夫しながら、今よりも少しでも体を動かす時間を増やしていきましょう。

一週間に23エクササイズを目指すために最適なのが、やはりウォーキングです。

ウォーキングはふつう歩きで3M、早歩きで4Mとなります。

他に3Mに該当するのがボウリングやバレーボール、4Mに該当するのが卓球やラジオ体操、ゴルフなどです。

ふつう歩きのウォーキング1時間を一週間毎日続ければ21Mとなり、目標の23Mまであと少しです。

一部でも早歩きを入れれば、23Mが達成できると思います。

一方で、ボウリングやバレーボールなどを毎日1時間行うというのは、取り組むのも大変ですし、なかなか続きません。

ボウリングはボウリング場へ出向かなければなりませんし、バレーボールや卓球は体育館などを借りないとできません。

自宅で取り組めるラジオ体操は、1回約3分となっています。

これを1時間行うとすると20回も行わなければならず、現実的ではありませんよね。

1時間のウォーキングを一週間毎日欠かさずに行うのはハードルが高い、と思われる方も、諦めないでください。

毎日1時間が理想ではありますが、できる範囲から取り組んでいくことが大切です。

ウォーキングをする時間が十分に確保できないのであれば、30分でも20分でもかまいません。

その代わりに日常生活で体を動かす機会を逃さないようにしましょう。

ウォーキングと同じ3Mに該当する生活活動には、部屋の片づけ、台所の手伝いなどがあげられます。

掃除機をかける、床を磨く、お風呂掃除や草むしりなどは、3.5Mです。

家事は体を動かす絶好のチャンスなのです。

他にも小さなお子さんがいらっしゃる方であれば、お子さんと走ったりして活発に遊ぶと5.8Mにもなります。

「運動をしなければならない」と思うと、ハードルが上がってしまいます。

まずは、1日の中で座ってじっとしている時間を少しでも減らしていくという気持ちで、取り組んでみましょう。

今日から始めた取り組みが、5年後、10年後のあなたの健康へとつながっていきます。

体を動かすように意識してきてよかったな、と将来思えるよう、一緒に頑張っていきましょう。


目次

ウォーキングは安全

ウォーキングの健康効果

車社会に暮らす人は運動不足になりやすい

遅すぎるということはない

週1回だけの運動でも

ウォーキングをするのに適したタイミング

5分のウォーキングでも

時速6kmが最適

ウォーキングの適切な頻度

ウォーキングで寝たきり防止

プラス2000歩からスタート

歩数が足りない時

ウォーキングの理想的なフォーム

ウォーキングとフットケア

ウォーキングと水分補給

ウォーキングの前後にストレッチ

ウォーキングで心肺機能を高めよう

屋内ウォーキング

ウォーキング中の低血糖

食べ過ぎはもったいない

ウォーキング後に食べ過ぎない

ウォーキングと食事

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