ウォーキングナビ

ウォーキングは安全

健康やダイエットのため、何か運動を始めたいと思った時、あなたは何を選びますか。

例えばサッカーやテニスなど、学生時代に打ち込んでいたスポーツがある方は、久しぶりにやってみるのもいいですね。

自宅に以前使っていたラケットなどがあれば、始めるハードルはぐっと下がります。

ですが今まで特にスポーツをしてこなかった方や、若い頃に打ち込んだスポーツはあるがブランクが長く体力に不安がある方、ラケットやウェアなどの道具を手放してしまい一から揃えなければならないという方も多いかと思います。

そのような方にとって最も始めるハードルが低いのは、ずばりウォーキングです。

ウォーキングの最大のメリットは、誰でもいつでも簡単に始められることです。

スポーツジムに入会する必要もありませんし、道具を購入する必要もありません。

動きやすい服と歩きやすい靴があれば、今日から誰でも簡単に取り掛かることができるのがウォーキングの最大のメリットです。

糖尿病や高血圧といった生活習慣病の予防や治療には、有酸素運動が効果的だといわれています。

普段から運動をしておらず体力に自信がない方や、高齢の方、持病のある方であっても、自分のペースを守ることで安全に体を動かすことができるのがウォーキングです。

ジョギングと比べて転倒するリスクも低く、他の運動と比べても体への負荷は少ないためです。

運動をすることはとても良いことですが、怪我を招いてしまっては元も子もありません。

特に普段から運動する習慣のない方にとっては、ケガ無く安全に行うことができるウォーキングがおすすめなのです。

もちろん安全だからといって何の準備もなく始めるのではなく、自分に合った靴を準備し、準備運動をしてから行いましょう。

 

夜ウォーキングは安全対策を万全に

朝や日中は仕事や家事に忙しく、ウォーキングをする時間が確保できるのは夜だけ、という方も多いと思います。

また、夏になって気温が上がってくると、ウォーキングをする時間帯は比較的気温の低い早朝か夜になると思います。

夜ウォーキングをする際は、安全対策を万全に行ってください。

まず気を付けなければならないのは、交通事故です。

交通事故への対策

夜のウォーキングでまず気を付けてほしいのが、交通事故です。

歩道が狭い道やガードレールのない道を歩いていると、すぐ近くを自動車が走っていくことに昼間であっても恐怖を覚えることがありますよね。

夜になると更に危険が増します。

辺りが暗くなると自動車のドライバーからは歩行者の姿は非常に見えづらくなってしまいます。

また暗い中で自動車を運転していると、周囲の景色が見えないためスピード感を感じづらくなり、自然とスピードが出てしまいます。

そのため夜のウォーキングでは、昼間以上に交通事故への対策が必要になるのです。

交通事故に巻き込まれないよう、白や明るい蛍光カラーの洋服を着たり反射材を身に付ける等の工夫をしましょう。

反射材は「再帰反射」という現象を利用しており、自動車のライトなどが反射して離れたところからでも目立ちやすくなります。

100円ショップで手首に巻きつけるものやタスキ状のものが販売されており、手軽に入手できます。

仕事帰りにそのままウォーキングをしたいのでタスキ等を家から持っていくのは邪魔になる、という場合には反射材を利用したキーホルダーやバッジなどをカバンにつけておきましょう。

おしゃれなデザインのものやキャラクターものなど色々なものが販売されています。

また、素材の一部に反射材が使われているボディバッグやリュックも販売されています。

靴のかかと等に貼り付けるタイプの反射シートは、背後から走行してきた自動車の運転手に対して有効です。

反射材は白色や銀色のものが多くなっていますが、中には光が当たらないときは黒色で見た目やデザインに響きにくいタイプのものもあります。

ウォーキングに限らず夜間に出歩くことがある方には、ぜひ交通安全のおまもりとして、反射材を身に着けていただきたいと思います。

また、まだ真っ暗ではない夕暮れ時も十分に注意が必要です。

実際に死亡事故が多いのは17時台、18時台、19時台で、中でも自動車対歩行者の衝突事故が多数という報告があります。(引用:政府広報オンライン)

夕暮れ時は辺りが急に暗くなり見えづらくなるのですが、中にはすぐにはヘッドライトを点灯させない運転手もいます。

また、17時~19時の時間帯というのは、会社や学校、買い物から帰宅する人が集中する時間帯であり、車も人も交通量が多くなります。

健康のために始めたウォーキングで交通事故に遭ってしまうことがないよう、ドライバーにあなたの存在を知らせる工夫をしてウォーキングを楽しみましょう。

歩道が狭い道は避ける、信号機のない横断歩道は渡らないようにするなど、ウォーキングコースの設定にも気を配りましょう。

信号機のない横断歩道は歩行者が優先と決まっていますが、約6割の自動車は停止しないというデータもあります。

私が実際にウォーキングをしていても、歩行者の姿が見えやすいであろう昼間であっても停まってくれない自動車が半数以上だと感じます。

夜になれば歩行者の姿は見えにくくなり、さらに停まってくれない自動車が増えます。

また、仮に片側の自動車が停まってくれたとしても、反対側の自動車が停まってくれない、というケースも多々あります。

交通量の多い道路ですと、停まってくれている自動車の後ろに列ができてしまう、ということもあります。

あなたの横断を待ってくれている運転手に悪いな、という気持ちになるのですが、焦らず、反対側から走行してくる自動車の運転手に対して手を挙げて、渡りたい意思をアピールしましょう。

そして確実に停止してくれたことを確認してから横断しましょう。

多少遠回りになっても、信号機のある横断歩道や歩道橋を使って道路を渡るようにすると、なお安心です。

 

転倒、つまずきへの対策

暗い道を歩く際、自分の足元にも気を付けなければなりません。

昼間であれば容易に分かるような小さな段差、足元に落ちている石などにも気付かず、つまずいたり転倒するおそれがあります。

足元を照らすのであれば家にある懐中電灯を持っていくよ、という方もいるかもしれませんが、できれば首から下げるタイプのものを用意してください。

ウォーキングの正しいフォームのページでも紹介させていただきましたが、腕を振って歩くことがとても重要だからです。

また、手に懐中電灯を持っていると、万が一転倒した際に手をつくことが出来ず大きな怪我に繋がる危険もあります。

電池式や充電式など様々なタイプがありますから、あなたに合ったものを探してみましょう。

首からライトを下げて歩いていると、自動車の運転手からもあなたの存在を見つけてもらいやすくなり、交通事故への対策にもなります。

 

防犯対策

最後に忘れてはならないのが防犯対策です。

夜は昼間と比べて人通りが少なくウォーキングにも集中できますが、その分、犯罪や事件に巻き込まれる危険性は増します。

なるべくお店が多くて明るい道、人通りの多い道を選びましょう。

特に女性はできるだけ一人は避け、ご家族やご友人とウォーキングできると安心ですね。
防犯ブザーも小型のもの、充電式のものなど様々なタイプが販売されていますので、ひとつ持っておくと安心できると思います。

カバンの中やポケットに入れっぱなしではいざという時に役に立ちません。

ズボンのベルトループから下げたり、ストラップをつけて首から下げたりして、いざという時にはすぐに鳴らせるようにしておきましょう。

防犯ブザーは持っているだけで安心してしまいがちですが、いざという時に音が鳴らなければ役立ちません。

月に一度を目安に、電池が切れていないか、壊れていないか、実際に音を鳴らして確認することを怠らないようにしましょう。

不審者に襲われた際、防犯ブザーを鳴らすだけで撃退できれば一番良いのですが、大音量のブザーを止めようと躍起になって追いかけてくる場合があります。

そんな時はとにかく、自分の進行方向と逆方向に防犯ブザーを投げてください。

鳴り続けるブザーに不審者の意識がそれている間に走って逃げてください。

不審な車がついてきたり、車内から声を掛けられた場合などは、車の進行方向と逆方向に逃げてください。

車は急にUターンできませんから、追って来るのに少し時間を稼ぐことができます。

夜のウォーキングには、昼間と違った注意点がいくつかあります。

それぞれ対策をしっかりとして、安全にウォーキングを楽しみましょう。


目次

ウォーキングは安全

ウォーキングの健康効果

車社会に暮らす人は運動不足になりやすい

遅すぎるということはない

週1回だけの運動でも

ウォーキングをするのに適したタイミング

5分のウォーキングでも

時速6kmが最適

ウォーキングの適切な頻度

ウォーキングで寝たきり防止

プラス2000歩からスタート

歩数が足りない時

ウォーキングの理想的なフォーム

ウォーキングとフットケア

ウォーキングと水分補給

ウォーキングの前後にストレッチ

ウォーキングで心肺機能を高めよう

屋内ウォーキング

ウォーキング中の低血糖

食べ過ぎはもったいない

ウォーキング後に食べ過ぎない

ウォーキングと食事

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