ウォーキングナビ

週1回だけの運動でも

健康のために運動をする場合、週に3回以上行うことが推奨されています。
しかし平日は仕事や家事に忙しく、なかなか運動のための時間が取れないという方も多いと思います。
「週に1回だけ運動をしたって意味がないだろう」とか、「週に3回以上は無理だから」と諦めてはいけません。
たとえ週に1回だけの運動であっても無意味ではないからです。

イギリス政府が行った調査によると、週末だけ運動をするという人たちは、全く運動をしない人たちに比べて、死亡率が30%、心臓血管系疾病は40%、癌に関連する死亡リスクが18%低かったという報告があります。
週に1回や2回であっても、運動を継続して行うことで体は健康になっていくのです。

そうは言っても、毎日仕事や家事で忙しくしていると、体を休めたい気持ちが強くなりますよね。
ようやくの休日に激しい運動をするのは気が進まないと思います。
そのような方にはやはり、負担が少なく有酸素運動ができるウォーキングがお勧めです。

週に1回、2回でも構わないのでウォーキングをすることを続けてみましょう。

ようやくの休日。朝はゆっくり寝ていたいよ、という方も、30分だけ早く起きてみませんか。

カーテンを開けて朝日を浴び、水分をとってから軽く体を動かしてみましょう。

屈伸や前屈、アキレス腱伸ばしを軽く行うだけでも、体が心地よく伸びていきます。

そこで気分が乗れば、ぜひ外へ出かけて行って、20分でも15分でも構わないので歩いてみましょう。

どうしても休日に早起きをすることができないという方は、夕方がねらい目です。

スーパーへの買い出しを歩いて行ってみる、近所のコンビニに行くときに少し公園へ寄り道をしてみるなど、少しでも歩ける時間を作っていきましょう。

小さなお子さんがいて自分一人だけウォーキングをする時間は取れない、というパパさんママさんは、休日にご家族で大きな公園や動物園などに出かけてみてはいかがでしょうか。

都内にお住まいの方であれば、日野市にある多摩動物公園をお勧めします。

実際に行かれたことのある方はご存じだと思いますが、多摩動物公園はとても広いです。

なんと東京ディズニーランドよりも広く、また、多摩丘陵にあるため坂道も多くなっています。

あちらこちらの動物を見て楽しむお子さんに付き添うだけでも、かなりの運動量となりますよ。
もちろん、ただダラダラと歩くのではなく、正しいフォームで体をしっかりと動かして歩きましょう。
ウォーキングの理想的なフォームについてはこちらをご覧ください。
また、「早歩き」と「ゆっくり歩き」を交互に行うインターバル速歩もお勧めです。
インターバル速歩についてはこちらをご覧ください。

 

ショッピングモールを歩いてみよう

「休みになったらウォーキングをするぞ!」と意気込んでいたのに、ようやくやってきた休日に雨が降っているなんていうこともあるでしょう。

多少の雨でしたら撥水性のある上着を着て歩くこともできるかもしれませんが、本降りの日は諦めたくなってしまいますね。

また、猛暑日、雪の日、花粉シーズンなども、ウォーキングを諦めたくなってしまいがちです。

そんな日は室内ウォーキングをしてみるのもいいと思います。

また、大型のショッピングモールに車で出かけて行って、モール内を歩くのもいいと思います。

例えばイオンモールでは、イオンモールウォーキングと題して館内をウォーキングに利用することを歓迎しています。

イオンモールといえば面積の広さが特徴ですよね。

私も実際に近所のイオンモールへ買い物に出かけたとき、端のお店から反対側の端のお店に行こうとしたとき、距離が長くて驚いた経験があります。

店舗によってはモデルコースが設定されていたり、ところどころチェックポイントが設けられ、距離や消費カロリーなどが書かれているところもあります。

喉が渇けば自動販売機がありますし、トイレの心配もありません。

ソファやベンチなど、座る場所もたくさんあるので、疲れたときには休憩もできます。

週末などは買い物客も多いため、ぶつかったりしないよう気を付ける必要がありますが、真夏でも熱中症の心配なく歩くことができて快適です。

ウォーキングのために家を出るのが億劫なら、ショッピングモールに買い物に出かけるついでにウォーキングをしてしまえばいいのです。

 

日常生活の中にも運動のチャンスはあります

ウォーキングのためのまとまった時間を取ることができない平日も、意識的に体を動かすチャンスを作っていきましょう。

家の掃除はお掃除ロボットに任せきり、外へ出かけるときは車で出かけ、出かけた先でも階段は使わずエレベーターばかりという人は要注意です。

昔の人はよく歩いたと言われますが、現代の私たちは便利な世の中になると同時に体を動かす機会を失ってしまったのです。

今や運動不足は世界中の人々が抱える悩みとなっています。

運動不足を解消するためには、わざわざスポーツジムに通う必要はありません。
日常生活の中で積極的に体を動かす意識をもって毎日を過ごすだけで、運動不足は解消できるのです。

例えばマンションにお住まいの方は、階段を利用する機会が毎日ありますよね。

ちょっとした用事で家を出るときにエレベーターに乗ってしまうと、運動のチャンスを自ら逃していることになります。

なるべく階段を使うようにしましょう。

出かけるときは徒歩圏内であれば車ではなく歩いていきましょう。

そうすることでガソリン代の節約にもなります。

食料品や日用品の買い物は、運動の大チャンスです。

自宅にいながら買い物ができてしまうネットスーパーも便利ではありますが、健康で外出が可能ならば外へ出かけて行って買い物をしましょう。

スーパーまで歩いていく、店内をぐるりと回って品物を選ぶ、自宅に帰る、というだけでも十分な運動です。

まとめ買いをせずこまめに買い物に行くようにすれば、一度の荷物は少なく済むので歩いて帰ってくることが苦ではありませんし、週に何日かは必要に迫られ買い物に行くことになります。

インターネットで注文するのは、お米や飲み物など重たくて大変なものだけにしておきましょう。

毎日の積み重ねが、あなたの健康寿命を延ばしていきます。

今日から意識を変え、運動のチャンスを見逃さないようにしてみてください。

だんだんと体を動かすことが楽しくなってきますよ。

 


目次

ウォーキングは安全

ウォーキングの健康効果

車社会に暮らす人は運動不足になりやすい

遅すぎるということはない

週1回だけの運動でも

ウォーキングをするのに適したタイミング

5分のウォーキングでも

時速6kmが最適

ウォーキングの適切な頻度

ウォーキングで寝たきり防止

プラス2000歩からスタート

歩数が足りない時

ウォーキングの理想的なフォーム

ウォーキングとフットケア

ウォーキングと水分補給

ウォーキングの前後にストレッチ

ウォーキングで心肺機能を高めよう

屋内ウォーキング

ウォーキング中の低血糖

食べ過ぎはもったいない

ウォーキング後に食べ過ぎない

ウォーキングと食事

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