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ウォーキンググッズの選び方

ウォーキングは特別な道具の用意が必要なく、すぐに始められるのが最大のメリットですが、ウォーキングに適したグッズを用意した方がいい場合もあります。
例えば足に合わないシューズは怪我の原因にもなりますし、夜間ウォーキングであれば黒づくめの服装では交通事故のリスクが高まります。
以下にウォーキンググッズの選び方をご紹介しますので、まずは適したものがご自宅にあるかどうか探してみましょう。
なければ購入することも検討しましょう。
お気に入りのものを用意するとウォーキング継続のモチベーションにつながりますよ。

 

シューズ

ウォーキングとは歩くことですので、何よりも大事なのが靴選びとなります。
クッション性のあるソールのものですと、アスファルトに着地するときの衝撃を和らげてくれるので、足の疲労や怪我の防止になります。


また、サイズ選びもとても重要です。
靴のフィット感には、ぴったりなものが好きであるとか、少しゆとりのある方が好きといったように好みがあるかと思います。
ウォーキング用の靴を選ぶときは、自分の足の幅に合ったサイズのもので、履いたときに足の指先にある程度の余裕があるものを選びましょう。
指先をある程度自由に動かせる程度の余裕がないと指で踏ん張ることができませんし、歩いたときに指先やかかとが靴に当たって痛くなってしまうことがあります。


メーカーによってサイズ感に多少の差があるため、できれば試し履きをし、窮屈でないか、当たって痛いところはないか等をチェックしましょう。
靴下の厚みによって履き心地の感じ方も変わるため、お店に行くときはウォーキングをする際に履くのと同じ靴下を履いていくといいですね。


ウェア

服装は動きやすければ構わないのですが、より快適にウォーキングをするのに適したものを探してみるのもいいですね。


夏であれば通気性が良いものを選び、体に熱がこもらないようにしましょう。
紫外線対策にはUVカット機能のある素材を使用したものもおすすめです。
春や秋は薄手の上着を羽織るといいでしょう。
撥水加工のあるウインドブレーカー等ですと、季節の変わり目の急な雨にも対応できます。
羽織りものの代用としてアームカバーも近年人気です。
暑くなったら歩きながらさっと外すことができる点が魅力です。
夏場に適したUVカット機能のついたものやひんやりと感じる冷感素材のものも販売されています。
冬は保温性や防風性の高いウェアがおすすめです。
歩き始めは体が温まっていませんから、手袋やネックウォーマーなど、途中で外して体温調節しやすいような防寒グッズも取り入れてみましょう。

夜にウォーキングをするという方は、なるべく白っぽい色か、反射材のついたウェアを選びましょう。
車の運転手にあなたの存在をアピールし、交通事故に遭わないようにするためです。
夕暮れ時や夜は、上下黒い服の歩行者は車の運転手から非常に見づらくなっています。
白っぽい服を着ていると、遠くからでも見えやすくなります。
横断歩道は歩行者優先なので渡ろうとしている歩行者がいれば車は止まらなければなりませんが、それを守らない運転手がとても多いです。
十分に気を付けて渡りましょう。

スポーツタイプのタイツ(スパッツ、レギンス)を履いて歩いている人も多く見かけます。
スポーツタイツを履くと、太ももやふくらはぎの筋肉をサポートしてくれるため、歩きやすくなります。
着圧効果によって運動中に筋肉や脂肪が無駄に揺れることを防ぎ、脚の疲労感や筋肉痛も軽減してくれます。
また、膝や股関節、骨盤をサポートしてくれるため、関節を痛めにくくなります。
タイツは秋冬のものというイメージがあるかもしれませんが、スポーツタイツは春夏にも着用する人が多くなっています。
というのも通気性が良く、速乾性も高いため汗をすばやく乾かしてくれるので蒸れることなくサラサラとしており快適なのです。
また脚の日焼け防止にもなるため、日焼け止めクリームを塗るのが面倒くさいという人にもおすすめです。

 

帽子

ウォーキングで帽子をかぶる目的は、熱中症の予防と紫外線対策の二つがあります。
色、形、素材など様々な帽子が販売されているので、自分に合ったお気に入りの帽子を見つけてウォーキングのお供にしましょう。

紫外線対策には、UVカット帽子がおすすめです。
汗をかきやすい人は、洗濯をしてもUVカット機能が損なわれないものを選びましょう。
紫外線対策という意味では黒色が最適なのですが、黒は熱を吸収してしまうため、頭部の温度が上昇しやすくなってしまいます。
そのため、熱中症対策という意味では白っぽい色が適しています。
そこで、白や薄いベージュといった淡い色の帽子で、UVカット加工がされているものを選ぶのがいいでしょう。
つばは7cm以上あるものがおすすめです。
つばが広くなると風で飛ばされやすくなるので、あご紐等のついたものだと安心です。

雨がパラつく日でも、小雨ならばウォーキングをしたいという人には撥水加工のある帽子がおすすめです。
傘をさして歩くよりも安全ですし、急な雨にも対応できます。
また、夜にウォーキングをするという人は、車の運転手から見えやすい白い帽子や、反射材のついた帽子をかぶると安全です。
おしゃれなデザインのものも多く市販されているので、気に入るものを探してみましょう。

 

靴下

靴下も、ウォーキングをするにあたって重要なアイテムの一つです。
長距離を歩くという場合は、季節を問わず厚手の靴下をおすすめします。
厚手の靴下は、アスファルトに着地するときの衝撃を吸収してくれ、足への負担を減らしてくれます。

あまり長距離は歩かないという場合は、春夏は薄手で通気性の良いものを選ぶといいでしょう。
歩いている間に足からは思った以上の汗が出ています。
それによって足が蒸れ、雑菌が繁殖すると臭いの元となります。
汗をよく吸ってくれる綿などの天然素材のものや、速乾性や防臭機能のある素材のものを選んでみましょう。
また、足指の部分が分かれている5本指靴下は、足指の間の汗を吸ってくれるのでおすすめです。

 

インソール(中敷き)

長時間のウォーキングをする場合、足の負担を減らす工夫の一つとして、靴の中にウォーキング用のインソールを敷くのもおすすめです。
土踏まずのアーチを支えてくれるような設計になっているインソールは、足が疲れにくいというメリットがあります。
また、クッション性に優れた素材のものであれば、着地したときに足や膝にかかる衝撃を和らげて負担を減らしてくれるため、怪我の予防につながります。
足裏の中でも特に衝撃の伝わる部分にジェルクッションを内蔵したものなど、工夫の凝らされた商品が販売されています。


メッシュ素材で通気性が良いものや消臭素材のものもあり、足の蒸れや臭いが気になる人にもおすすめです。
購入する際は、フィット感があり、自分のサイズに合ったものを選びましょう。
自分でカットしてサイズ調整をすることのできるタイプの商品もあります。

 

タオル

ウォーキング中にかいた汗をそのままにしておくと、汗冷えによって急激に寒さを感じることがあります。
そのため、こまめに汗を拭くことをおすすめします。
ご自宅にあるタオルで構わないのですが、より便利なタオルも市販されています。
吸水性に優れたもので、あなたにとって使いやすいサイズのものを選びましょう。


首にかけて歩くのであれば幅が狭く長さのあるマフラータオルと呼ばれるものがおすすめです。
UVカット機能のあるタオルは、首にかけることで首後ろの日焼けを防ぐことができます。
お気に入りのカラーや柄のタオルを用意すると、ウォーキングに出かけるのが楽しくなりますよ。

 

バッグ

ウォーキングをするときは、もちろん身軽な方が良いのですが、家の鍵やスマホ、タオル、飲み物、小銭くらいは持っていくことになります。
ウォーキングは腕をしっかりと振るのが効果的ですし、万が一のふらつきや転倒に備えて両手を空けて行う必要があります。
体にしっかりとフィットし、左右のどちらか片方に重みが偏ることのないバッグを選びましょう。

荷物が少ない場合には、ウエストバッグ、ウエストポーチがおすすめです。
腰に装着して使用するため、動きを邪魔しない、荷物の重みを感じにくいというメリットがあります。
バッグがお腹側にくるように装着しておけば、歩きながらでも必要なものを取り出すことができます。
通勤途中にウォーキングをしたい、ハイキングイベントに参加する等の場合は荷物が自然と増えてしまいます。
荷物が多い場合には、リュックサックがおすすめです。
かといってあまり大きなリュックでは歩きにくいので、軽くてコンパクトなサイズのものを選びましょう。
バッグと体が接する面にメッシュ素材など通気性の良い素材が使われているものを選ぶと快適です。

 

水分補給グッズ

ウォーキングに出かける際は、夏だけでなく一年を通して水分補給できるよう飲み物を持っていきましょう。
ペットボトル飲料でもいいですし、水筒を持っていくのもいいですね。
ペットボトルの利点は何と言っても手軽さと軽さですが、ウォーキングのたびに飲み物を購入しているとコストがかかります。
一方で水筒は洗って繰り返し使うことができますし、魔法瓶タイプのものを選べば飲み物の冷たさ、温かさをキープしてくれます。
最近の水筒はコンパクトなものや軽量のものがたくさん出ています。
直飲みタイプのものを選ぶと、ウォーキングの途中でもすぐに飲むことができて便利です。

飲み物の入ったボトルを、手に持ったまま歩くのはおすすめしません。
片手がふさがってしまうので、転倒した際に手をつくことができず危険です。
ボトルはバッグに入れるか、腰にボトルホルダーをつけましょう。
左右のどちらか片方に重みが偏るとウォーキングのフォームが崩れてしまいがちなので、真ん中あたりに固定できるものがベストです。
先述したウエストバッグにドリンクホルダーがついているものもあります。
歩いたときにボトルが揺れて体に当たらないものを選びましょう。

 

暑さ対策グッズ

夏場の気温が高い時間帯は、熱中症のリスクが高いため屋外のウォーキングをすることは避けるべきですし、実際に避けている人が多いと思います。
ですが実際には5月、6月であっても気温が高い日もありますし、ウォーキングをしていると体が温まってくるので、暑さ対策が欠かせません。


冷感素材のウェアや帽子などのほか、ひんやりグッズや携帯扇風機なども販売されています。
最近では首に装着するだけで簡単にクールダウンできるネッククーラーも人気です。
首には太い血管があるため、首を冷やすことで効果的に体を冷やすことができるのです。
電動タイプのものやPCM素材のものなどが販売されています。


冷却効果のあるタオルを首に巻くのもおすすめです。
水で濡らすことで冷たくなるタイプのものもあり、私も実際に夏場には使用していますがひんやりとしてとても心地よいです。
携帯扇風機は、手に持って歩くと転倒した際に手をつくことができず危険ですから、首からかけるタイプのものを選びましょう。
軽量タイプや静音タイプ、充電式のものなど様々な商品が出ています。

 

安全グッズ

ウォーキングを夜に行うという人は特に、安全面のことも考えましょう。
夜のウォーキングでは、暗くて足元が見にくく転倒するリスク、交通事故に遭うリスク、不審者等による犯罪被害に遭うリスクが日中よりも高くなります。
それぞれに対応する安全グッズを用意しておきましょう。

安全グッズに関してはこちらのページ(ウォーキングは安全)の中ほどをご覧ください。
ウォーキングライト、反射材のついたもの、防犯ブザーなどの安全グッズについて記載しています。

 

目次

ウォーキングは安全

ウォーキングの健康効果

車社会に暮らす人は運動不足になりやすい

遅すぎるということはない

週1回だけの運動でも

ウォーキングをするのに適したタイミング

5分のウォーキングでも

時速6kmが最適

ウォーキングの適切な頻度

ウォーキングで寝たきり防止

プラス2000歩からスタート

歩数が足りない時

ウォーキングの理想的なフォーム

ウォーキングとフットケア

ウォーキングと水分補給

ウォーキングの前後にストレッチ

ウォーキングで心肺機能を高めよう

屋内ウォーキング

ウォーキング中の低血糖

食べ過ぎはもったいない

ウォーキング後に食べ過ぎない

ウォーキングと食事

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