私は愛知県に在住しています。
愛知県、岐阜県を走る私鉄の名古屋鉄道、いわゆる名鉄が企画するハイキングイベントに先日参加してきました。
名鉄のハイキングは無料で参加することができ、事前の予約などは不要です。
インターネットや駅に置かれているパンフレットで日程やコースを確認することができます。
当日、受付場所(スタート地点)に出向いて参加受付をすると、紙の地図を受け取ることができます。
専用アプリをスマートフォンにダウンロードし、スタート地点でQRを読み込むことで参加受付をすることもできます。
スマートフォンにコース地図が表示され、自分が歩いている現在地が分かるようになっています。
コースの途中にチェックポイントがあり、チェックインしていきます。
ゴールに到達したときにチェックインをすると、途中のチェックインが規定数を満たしていれば踏破ポイントがもらえます。
この踏破ポイントが貯まったら、スマホで引き換え申請をすると賞品が郵送されてきます。
この賞品が名鉄ハイキングの人気に一役買っているようです。
私は今回、アプリは使わずに集合場所で紙の地図を受け取ってウォーキングをしました。
アプリも便利そうではありましたが、私にとってはスマホの画面よりも紙の地図の方が見やすいですし、歩きスマホになってしまうと危険だと思ったからです。
名鉄ハイキングのWebサイトにも、歩きスマホは絶対にしないようにという注意書きがしてありました。
歩きながらスマートフォンを操作すると、画面に集中することで脳がスマホ画面から得られる情報の処理に集中してしまい、自分で思っている以上に周りが見えなくなります。
そのため少しの段差を踏み外して転倒したり、他の人や自転車にぶつかる等の危険があります。
捻挫などしてしまうとウォーキングを楽しめなくなってしまいますし、ひどい時には骨折したり命を落としてしまうこともあり、他人に同様の被害を負わせてしまう可能性もあります。
もちろん、アプリを操作するときには立ち止まって道の端に寄るように気を付ければ周囲に迷惑をかけることもありませんし、ポイントを貯めて賞品と交換することはウォーキングの大きなモチベーションになると思います。
アプリを利用してウォーキングに参加される方には、歩きスマホは絶対にやめていただきたいと思っています。
今回私が参加したのは令和6年1月13日のコースです。
自宅の最寄り駅から名鉄に乗り、今回の受付場所である名鉄常滑線の柴田駅に8:35に到着しました。
受付時間は8:30から11:00となっていたため、私が到着した頃にはスマホアプリでスタートのチェックインをしている人や紙の地図をもらっている人でごったがえしていました。
列に並んで参加受付をし、地図を受け取り、いざスタートです。
今回は柴田駅から神宮前駅までの約10kmのコースとなっており、友人と二人で参加しました。
柴田駅→名古屋市上下水道局柴田水処理センター みどりの清流苑→名古屋臨海鉄道→ダイヤモンドクロッシング→カネハツ食品→宮の渡し公園→秋葉山 圓通寺→熱田神宮→ミュープラット神宮前→神宮前駅というコースです。
電車の中が暖かかったため、外に出るととても寒く感じました。
軽く準備運動をして体をほぐしてから歩き始めましたが、体の芯はまだ温まっていないため、無理せずゆっくりと歩き出すことにしました。
歩いているうちに体がポカポカとしてきて、手袋を外して歩き続けました。
今回のコースにある「名古屋臨海鉄道」は普段は見学をすることができず、ハイキング参加者だけが見学できるとあって、鉄道ファンの方が大勢参加されていました。
身を乗り出して夢中で写真を撮っている方も多く、このように趣味とウォーキングを紐づけるというのも良い手だなと感じました。
私は途中で友人と共に喫茶店で休憩を挟み、お昼頃にゴールの神宮前駅に到着しました。
体はすっかり温まり、休日に良い運動ができてさわやかな気持ちでゴールできました。
平日はどうしても自宅近くのおなじみのウォーキングコースとなるため、休日に普段と違う場所を歩くことができるイベントは気分転換になってとても楽しく、今後も積極的に参加したいと思いました。
今回は私の住んでいる地域で行われているウォーキングイベントを紹介しましたが、あなたのお住まいの地域にもウォーキングやハイキングのイベントが開催されているかもしれません。
インターネット等で調べてみて、興味を惹かれたイベントがあればぜひ参加してみましょう。
ご紹介したウォーキングやハイキングのイベントに参加するにあたって、気を付けたいことがいくつかあります。
最近ではアプリを使用して参加することができるイベントが増えていますが、上述の通り歩きスマホは大変危険なので厳禁です。
その他にも、交通ルールを守ることが絶対条件です。
歩道に広がって歩く、大声でおしゃべりをする、畑や駐車場などの私有地に立ち入る、草花や木の実を採取する、などのマナー違反はNGです。
地域の方の迷惑になってしまうと、今後イベントを開催することが難しくなってしまうかもしれません。
また、せっかくのイベントだからと、体調が万全でないのに参加するのも控えましょう。
イベントの注意事項に記載されていることがほとんどですが、参加中の体調不良や怪我は自己責任となります。
当日の朝、いつもと違って調子が悪いなと感じることがあれば無理はせず、次の機会に参加することにしましょう。
このようなイベントでは一度に大勢の方が同じ場所を目指して歩くため、歩きにくさを感じる場面もあると思います。
例えば前を歩く人が自分よりも遅いスピードで歩いていた場合であっても、歩道が狭いと追い越すことができません。
一人で歩いている方や二人組程度ならまだいいのですが、複数人のグループで和気あいあいと雑談しながら歩いている方々もいます。
このような場合に車道にはみ出して追い越すというのは、危険なのでぐっとこらえましょう。
広い歩道や、途中のチェックポイントなど開けた場所に出たところで、前の方を驚かせないように一声かけてから追い越すようにするとトラブルも起きにくいと思います。
あなたより歩く速度が速い人もいると思いますので、追い越しやすいように歩道の端に寄って歩くですとか、一緒に参加している友人がいても横に広がって歩くのは避ける等の配慮ができると良いですね。
初めて歩く場所であった場合、景色が新鮮なのできょろきょろとあたりを見渡したくなりますし、決められたルートを間違えないように注意する必要もあります。
そのため、普段の慣れた場所でのウォーキングのように正しいフォームで歩くことに集中しにくいという点もあります。
街中を歩くようなイベントのときは、ショーウインドウに映る自分の姿を見て、姿勢が悪くなっていないかをチェックしましょう。
私は今回のようなイベントで歩くとき、自分と同じくらいの速度の方を見つけて、その方の後を同じペースで歩くようにしています。
集団で歩く場合には、前に目標の人をおいて、その後を追従していくと歩きやすいのです。
自分よりも速いペースで歩く方の後をついていくと、どうしても無理をしてしまうので途中で息が続かなくなってペースが落ちたり、足などを痛めるリスクもあります。
集団でのウォーキングに参加したことがないという方は、無理なくついていける同じくらいのペースの方を探してみてください。
工場地帯から住宅街まで歩いてきたところ、コメダ珈琲の看板を鳥井さんが見つけました。
朝食を食べてこなかった鳥井さんの提案でコメダ珈琲で一服することにしました。
コメダ珈琲のモーニングは、パンと卵などが付いてくるのです。
お店の中は満席でしたので、少し待つことになりました。
5分ほどすると呼んでくれて、席に座ることができました。
モーニングの選び方にもそれぞれの個性が出ます。
鳥井さんが最初に決めて、私がその後決めていきました。
特にこだわりのない私としては、相棒が決めたものと同じものを頼むことにしています。
その方が、早く提供されるし、相棒がどのようにものを食べるかも知ることができます。
コメダ珈琲のお店からは、名鉄ウォーキングで歩いている人がぞろぞろと来ていました。
20分ほど喫茶店でくつろいで、再びコースに戻りウォーキングを再開しました。
しばらくは、住宅街を歩いていきました。
途中で川があるとそこの場所だけ上り坂と下り坂が出現します。
上り坂は、東京の多摩丘陵を歩いているので得意としているところです。
ここでは私は平たん地と同じペースで登れるのですが、相棒の鳥井さんは喘ぎながら登ってきました。
登り切ったところで少し待ってあげて、再び一緒にあるくことにしました。
しばらく住宅街の中を歩くと、「カネハツ食品」の工場が見えてきました。
ここでは、名鉄ハイキングと協賛で商品の販売がありました。
500円以上購入で煮豆製品1パックプレゼントとなっていました。
私が昔勤めていた会社なので、特にお気に入りの「しそ昆布」を購入しました。
リュックサックも商品で重くなりましたが、今回のコースも残り3キロぐらいなので、ここからゴールを目指して歩いていきました。
ゴールの近くに、熱田神宮があります。
お正月からまだ2週間しか経っていないので、大勢の参拝客がおりました。
ゴールの神宮前駅に着いて、やっとやれやれです。
お昼を「ミュープラッツ神宮前」の宮きしめんを食べて二人ともご満悦となりました。
その後は、再び喫茶店で次回のウォーキングの計画をねったり、雑談などをして帰ることになりました。
ぜひ、ご家族や気の合う友人などと一緒にウォーキングをすることをお勧めします。
見知らぬ街を歩くのは、とても刺激になりますし、完歩した後はとても豊かな気持ちになります。
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